月別アーカイブ: 2015年11月

「諏訪古事記 番外編その6」

雪のちらつく諏訪の奥山
切り倒されたモミの大木
いよよ来たりし厳しき冬も
春を想いて耐えしのぶ

雪溶け新緑めぶく春
ミハシラ山出し難所越え
諏訪の氏子の血が騒ぎ
いよよ祭りの幕が開く

皐月の空に木遣りが響き
モミの大木 社に曳かれ
そろそろここらでお別れだ
いよよミハシラここに建つ

雪のちらつく諏訪の奥山には来年の御柱祭用のミハシラが、すでに切り出されています。
上社(前宮・本宮)の場合、今回のミハシラは辰野町の国有林から切り出すため今も辰野の山の中にあり、そして下社(春宮・秋宮)は棚木場(たなこば)と呼ばれる曳行開始の場所に。
間近で見るとデカいです。
※写真1:下社の御柱群。
※下社2:秋宮一之御柱がやはり一番の迫力あり。

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「遷都信濃国 vol.30」

このコーナーは天武天皇がナゼ陪都先に信濃を選んだのかを追求することが目的でしたが、その答えとしては優秀な馬の確保、それに天文遁甲や陰陽五行によって個人的に導き出したであろうことが主な理由との結論に達したため、主流を「諏訪古事記」に移しました。
ただし、東国(関東や東北方面)への拠点として信濃を陪都先に選んだことも主な理由のひとつならば、今後の古代史の解明次第では面白い展開になるかもしれません。

とはいえ天武天皇への追求はそのまま続いておりまして、それは「天武天皇って誰?」という超根本的な疑問です。
日本書紀に書かれているような、天武は天智の弟という話なんぞはハナッから信じちゃいませんけど、だったら天武の正体は?
☆高句麗の蓋蘇文説
☆新羅の金多遂説
☆古人大兄皇子説
☆漢皇子説
☆その他諸説

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「諏訪古事記 番外編その5」

仕事以外では頭の中がほとんど諏訪なので、スーパーでレジ待ちをしているとき後ろに並んでいる客同士の会話が聞こえてきて、白髪のおじさんが発した
“そうなんですわ”
の一言に身体がピクッと反応して無意識に振り返ってしまった。びっくりしま諏訪。

土偶「縄文のヴィーナス」や「仮面の女神」が発見された茅野市は縄文遺跡の宝庫ですので、地元の研究家に案内をお願いしました。
それで、尖石考古博物館の館長さんや学芸員さんを紹介してもらいに博物館へ行ったら、学芸員さんは以前にもいろいろ説明してくださった男性でした。
改めて話を伺うとこの学芸員氏が面白かったので、縄文土器のモチーフになっている蛇についてお聞きしました。
「土器の蛇は何を意味しているんですか?」って。

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「浜松整体教室のご案内」

2016年の整体教室第1弾は浜松に決まりました。銅鐸がたくさん出土している浜松です。
浜名湖のお土産に「うなぎパイ」をいただくと嬉しいんですが、先日「うなぎパイ」の営業車を見かけたところ、ドアに「夜のお菓子 うなぎパイ」って書いてあり。営業マンはちょっと恥ずかしいかも。

さてさて、静岡県では初開催の整体教室ですが、初心にもどり肩甲骨(健康骨)と頭をたっぷり学んでいただき、それ以外の時間が少なくなったとしても肩甲骨と頭のゆるめ方の理論と技術はしっかりと身に付けていただきます。
[骨の妙味 42]にも関連したことを書きましたので、読んでみてください。
少人数制のため定員は12名です。

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「大阪整体教室のご案内」

開催まであとひと月ほどになりましたが、まだ空きがありますので再度ご案内いたします。
最近はテレビでも肩甲骨を取り上げる番組が多くなってきましたが、その肩甲骨(健康骨)まわりの筋肉と、そして大脳の緊張をゆるめることで身体に劇的な変化が出ますので、ぜひご家族にしてあげてください。
初心者向けの「家族にしてあげられる整体教室」ですので、まったくの未経験者でも心配なく参加していただけますし、施術者に負担がかからない技術をお伝えしています。
内容としては「骨の妙味」コーナーをご覧いただければより理解していただけまして、最新の[骨の妙味 42]にも関連した内容が出ています。

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[骨の妙味 42]

最近は頭の血管に問題があるであろう(あった)お客さんからの整体依頼が多く、共通しているのは”頭の5番”のつまりです。
整体教室で”頭の5番”と呼んでいるのは盆の窪(ボンノクボ)を中心とした後頭骨のヘリのことで、頭蓋骨と首の境目です。
教室では眠りの質が悪い人や眠れない人に、うつ伏せのままで頭の5番をゆるめる方法をお伝えしていますが、他にも目の疲れが抜けなかったり虫歯を治しても歯が痛む場合、耳鳴りや鼻づまりなどにも効果が見込めると思います。
また、脳梗塞で半身が麻痺している人や、ラグビー中の事故で手足に障害が残っている学生さんも、同じように頭の5番に妙な張りがありました。
※脳梗塞、くも膜下出血、脳出血などを総称して脳卒中と呼んでいます。

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「浜松整体教室の予告」

夏~秋にかけての教室が、豊橋(愛知県)と岐阜は終了し、鯖江(福井県)と神戸も12月初旬までには終わります。
12月19日(土)からは大阪教室が始まりますが、年明け最初の教室は浜松に決まりそうです。
会場は浜松市西区の伊佐見協働センターで、1月23日(土)か24日(日)からのスタートを予定しています。
今まではどこであっても例外なく楽しい教室になっていますので、ぜひご参加ください。
内容につきましては「骨の妙味」をご覧いただくと判りやすいです。

「諏訪古事記 その8」

中世の諏訪はなかなか壮絶だっようで、上社の諏訪家も下社の金刺家も武士として力を誇示していた時代があり、鎌倉幕府滅亡前は北条家と共に戦ったり、室町幕府が成立すると反足利の諏訪家は南朝に従ったりで、縄文や弥生から受け継がれてきたミシャグチ神やソソウ神への信仰はその時代どうなっていたのでしょうか?
諏訪明神が武神として崇められたために、祭祀を司って神を自身に宿す立場の大祝(おおはふり)までもが戦いに明け暮れた結果、諏訪家も金刺家もまるで寺侍のようになってしまったわけです。
はたしてそんな時代も御柱は建て替えられていたのかハナハダ疑問があります。
御柱祭は1200年の歴史を持つといわれていますが、そのあたりはどうなんでしょう。

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「諏訪古事記 その7」

昨日「番外編その4」で中ッ原(なかっぱら)遺跡に復元された八本の柱(写真1)を取り上げたところ、今朝の中日新聞一面に琵琶湖の湖底で見つかった八本の柱の写真が出てました。
諏訪の御柱祭も上社(前宮・本宮)と下社(春宮・秋宮)でそれぞれ八本ずつ建てますので、これからは八本の柱が流行るのでしょうか。

2008年2月26日に琵琶湖で「日之本開闢祭り」をおこないました。
数霊でも”日之本開闢”はちょうど「226」になりますし。
それで当時、琵琶湖は女性性で諏訪湖は男性性と考えていましたので、2月26日の年対称日に当たる8月26日に諏訪湖でも「和睦の祭典」をおこなったわけです。
そしたらその日は諏訪大社でも御射山祭の初日でちょうど良かったです。

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「諏訪古事記 番外編その4」

若かりしころから慢性的な「長野県中毒症(半年以上長野県内へ行かないと激しい禁断症状に苦しむ病気)」が続く上に、最近はウイルス性の「御柱(おんばしら)バカ」という病いを患っているため、神戸・奈良・富山・福井の仕事を無理やり一週間に詰め込み、翌日の早朝から諏訪へ。
今回泊まるホテルは茅野駅前にして、駅周辺の居酒屋で地元の氏子さんを探してみることにします。

けどその前に、ここのところ車の中で聴きっぱなしのCDがあり、「氏子の御柱」というタイトルで、”氏子の御柱制作委員会”から出ています。
曲は
“氏子の御柱~上社編~”
“氏子の御柱~下社編~”
“御柱”
の3曲で、クレジット・タイトルには歌っているのが葦木美咲…………えっ、美咲さんなの!

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