「諏訪大社御柱祭り 上社里曳き」

いよいよ上社(前宮・本宮)の境内に新しい御柱が建ちました。
「山出し」で御柱屋敷に曳きつけられた御柱は氏子さんの手で美しく仕上げられ、「里曳き」ではそれぞれの社境内へ向かって出発するんですが、「山出し」とは違ってずいぶんゆるやかな雰囲気なので、氏子さんたちも祭りを楽しんでました。
曳行はまずは本宮一之御柱から出発し、本宮二之御柱、本宮三之御柱と続き、本宮の4本が出たあとに前宮の四本が出発です。

曳行はそれぞれの御柱を2000人~3000人で曳きまして、地区によっては氏子以外でも曳くことができるため、衣装が山吹色の中洲・湖南地区が曳行する本宮二之御柱を1㎞ほど曳かせてもらいました。

ですが、これがたった1㎞でもかなり重労働でして、「山出し」ではよくもまぁこんな重たい巨木を12㎞も曳いてくもんだと、諏訪の氏子の底力を見せつけられました。しかも御柱に数十人の氏子を乗せたまま途中で急カーブを曲がったり坂を落としたり川を越えたりしながら。

上社「里曳き」初日で圧巻だったのは前宮の御柱4本で、モミの巨木が勢いよく階段や急坂を引っ張り上げられる迫力ときたらもう言葉にならないため、写真でどうぞ。

☆写真1:曳行に参加させてもらった本宮二之御柱。メドテコに乗ることを許された若い衆にとってはまさに晴れ舞台。山吹色の衣装がまぶしい。
☆写真2:前宮の狭い階段をかけ上がる前宮二之御柱。曳行するのは米沢・湖東・北山地区。この地区の衣装はミントグリーンで、ハッピが桜吹雪なので一番目立ちます。
☆写真3:「里曳き」2日目、大勢の氏子さんを乗せたまま建てられた前宮二之御柱。御柱横のラッパ隊も壮観です。
☆写真4:いよいよ建ち始めた前宮一之御柱は富士見・金沢地区が担当。41人の氏子さんを乗せて建ちました。氏子さんだけでも3トン以上になる。

2016/ 5/ 3 8:18

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2016/ 5/ 3 15:36

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2016/ 5/ 4 17:03

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2016/ 5/ 4 14:42

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