美濃円空ツアーBコース(予定)

岐阜県関市の鳥屋市不動堂には、円空さんが愛した女性ではないかと思われる尼僧像があります。いえ、ありました。
しかし、村人が大切に大切にしてきた円空仏が盗難に…………

美濃円空ツアーのBコースに鳥屋市不動堂も入れようか迷っていたので、役場の観光課に問い合わせてみました。
が、やはり盗まれた円空仏は戻っておらず、対応してくださった女性は“今でも思い出すと泣けてきます”と、電話の向こうで涙を流しておられました。

数年前に岐阜市内の「円空美術館」で聞いた話では、鳥屋市不動堂の円空仏が盗まれた直後に、円空仏を売りにきた人物がおり、すぐに警察には通報したとのこと。

ですが結局は判らずじまいで、今でも鳥屋市不動堂には戻ってきていませんでした。

円空さん本人はきっと“いつまでも執着せんでよろしい”と思ってらっしゃるかもしれませんが、村人たちにとっては“オラが村の自慢”だったはず。
なので、その落胆ぶりを思うとものすごく虚しい気持ちになります。

そんなわけで、美濃Bコースは円空さんの生まれ故郷である岐阜県羽島市の「中観音堂・円空資料館」(円空仏16体所有)と「長間薬師寺」(9体)へ午前中に。

午後からは円空さんの入定塚やお墓がある岐阜県関市弥勒寺の「関市円空館」(20体)…………「臨界点」14ページに登場…………と、時間があれば同じく関市の「藤谷円空堂」(17体)を巡ろうかと考えています。

ですが、その前に美濃Aコースの休日開催が7月13日に決まりましたので、平日には参加できなかった人は、ぜひAコースにいらしてください。
内容も楽しさも美味しさも充実しております。

Aコース「円空記念館」(32体)は「臨界点」の22ページと「天地大神祭」の296ページ、「時空間日和」の287ページに、「円空ふるさと館」(92体)は「臨界点」の14ページに登場。

美濃Bコースの次は飛騨Aコースもありそうです。
尾張Aコースならすぐに決められそうですが、“名作は岐阜県にあり”なので、やっぱり美濃・飛騨へ行きます。

ただ、うちの近所の「竜泉寺」には立派な馬頭観音像や天照大御神像(男性……円空仏の天照像はすべて男性像……)があります。一度しか行ったことないけど。