信濃国ニ之宮小野神社 里曳き 第1日目

里曳き前日5月2日の夕方、御神酒やその他のお祝いを持って小野神社の社務所を訪ねたところ、宮司さんや各地区の総代さんらが集結されていていきなり飲めや飲めやで、まぁそれは楽しいからいいんですけど、ものスゴいプレゼントをいただいてしまいました。
これ(写真1)、建て替えのために倒した前回のオンバシラです。
それに、翌日からオンバシラ祭りに参加する11人のために、氏子さん専用の木製御守りを用意してくださったり、祭り期間中の駐車場も特別許可を出していただいたりと、何から何までありがとうございます。

あたりが暗くなった7時からの湯立て神事は、釜にお湯を沸き立たせ、翁に扮した宮司さんが笹をお湯に浸してまわりに振りまくちょっと恐ろしい神事でした。

里曳き初日の3日は一之御柱を境内まで曳行し、午後からは建てオンバシラです。
小野神社は一般の観光客も曳行に参加できるため、予想以上の人が集まったようで、元綱に子綱を結ぶスペースが足りなくなってしまいました。そこで元綱に2番綱を結び付けて曳行を再開。
けど、人が多いので一所懸命に曳かなくてもオンバシラはどんどん進んでしまい、こんな楽チンな曳行は初めてです。
何度かの休憩が終わるといよいよ境内曳きつけですが、途中で踏み切りを渡ったり国道を通行止めにしての境内曳きつけは気分がいいので好きです。

建てオンバシラでは、酉年にちなんで鳥に扮した若い氏子さん2人が空中に現れ(写真2)、楽しませていただきました。
そして感動の垂れ幕(写真3)で初日の里曳きは終了です。

小野神社の木遣り唄は諏訪の木遣りとはまた違い、山あいに響くととても心地よいため、しっかり練習していきました。

さて皆さまよぉ、どなたにも
信州信濃の小野神社
七年一度のミハシラで
樹齢百と幾十年
松の大木、神となり
今日はめでたく里曳き祭
あまたの氏子が奉仕して
氏神様へと曳きつける
建てオンバシラのそのときは
憑(たのめ)の里の平穏と
未来へ続くミハシラを
祈る氏子の清らかさ
エーエイエー
祭り神様、願いますぞ
エンヤーノセー

2017/ 5/ 3 6:19

2017/ 5/ 3 15:09

2017/ 5/ 3 15:15