最後のオンバシラ祭り

信濃国三ノ宮は安曇野市の穂高神社だけかと思っていましたが、松本市の島立にある沙田(いさごだ)神社も三ノ宮で、住所も字は三ノ宮でした。
信濃国二ノ宮小野神社のオンバシラ祭りでお世話になった氏子さんに沙田神社の役員さんを紹介していただき、最後の最後、本当に最後になる沙田神社のオンバシラ祭りに参加することができました。

曳いたのは町区・永田区が曳行する二之御柱で、この地区の氏子さんがこれまた親切でして、お供えしたお神酒とご祝儀のお返しにと木遣り衆の皆さんがお礼の木遣りを鳴いてくださったり、曳行途中でオンべを振らせてもらったり、やっぱり飲め飲め攻撃を受けたり、お昼にはお弁当まで用意していただきまして、何から何までありがとうございました。

沙田神社の氏子さんは衣装がどこの地区もそれぞれに派手派手で、ひょっとしたら今までで一番派手だったかもしれません。
それに酔っぱらいが一人もいなかったこともスゴい!

ここのオンバシラ祭りが終わると、次は2022年まで待たなければならず、もうさっさと東京オリンピックなんて終わってほしい。
2022年の4月に諏訪大社の山出しがありますが、その1週間前には辰野町の神社でオンバシラ祭りが始まるため、すでに参加表明をしてきました。
建てオンバシラでは建て方衆の仕事も手伝わせていただけるみたいなので、今から楽しみです。

実は2021年の夏に長野県の小谷村(白馬村のさらに北で、新潟県との県境)ではオンバシラ祭りに向けた薙鎌(なぎがま)神事があり、それにも参加の許可をいただいているので、だから2020年の東京オリンピックはさっさと終わってほしい。

写真1:曳行途中に造り酒屋の前で休憩。樽酒がふるまわれたので、お礼の木遣りが鳴かれているところ。

写真2:オンべを持っての曳行中。あと1㎞ほどで沙田神社へ到着。本当はあと5㎞ぐらいは曳きたいのに。

写真3:沙田神社に到着。境内への曳き入れは木々のすき間を縫うようにして建てオンバシラの位置へ。

2017/ 9/24 13:30

沙田神社町区・永田区の氏子の皆様、本当にありがとうございました。