たくましき中国人

中国の大連にある大学へ行っている健太がときどき笑えるメールを送って来まして、中国人ってたくましいというか図太いというか、とにかく笑えます。

あるとき、ビルの1階で営業している飲食店が無許可営業だったということで、警察が店を壊しに来ていたそうです。
健太はときどきその店にも行っていたらしく、店が破壊される様子を心配しながら見ていたのだとか。
きっと、警察からは何度も忠告されたのに無視していたんでしょうね。

それで、店を壊された店主は警察が去ったあと、残っているテーブルと椅子で店を再開していたそうで、それを知った警察がさらに店を壊しに来たとか。

中国って国番号が「86」なんですよね。

そんなことは日常茶飯事らしく、夜になると商売禁止の歩道が大露店通りになるらしく、警察が来ると店をたたみ、警察が去ると営業再開のイタチゴッコのようです。

それに、”持ち帰りにして”と言うと、商品(もちろん食べ物)をそのままビニール袋に入れるだけというのも笑える話で、まぁそれか中国なんでしょうね。

先ほど中国の国番号が「86」と申しましたが、数霊で「86」って”龍”なんですよ。もちろん他にも意味はありますけども、何だか意味深ですね。
けど、今日は数霊話題を深追いしません。

健太が感心していたのは、どこの店(通りに出ている露店ではなくちゃんとした店)に入っても、ウェイトレスのお姉ちゃんは客の注文を伝票につけないそうです。
で、店を出る際にはすべての客が注文したメニューを暗記していて正確な金額を請求するそうで、誤魔化してないか毎回確認していても間違いがないようなんです。
飲食店の若いお姉ちゃんがこれなんだから、日本はいつかこの国にあらゆることを追い越されるだろうと言っていました。

どこの店も麻婆豆腐は美味しいらしく、だいたいが10元(170円)なのでそれはいいんですが、日本の中華料理屋にあるエビチリとか青椒肉絲とか八宝菜とかは大連にないらしく、どっちが中国なんや、って。

あと、大連では喫茶店のコーヒーが日本の値段に近いほど高価らしく、だいたい200~400円ほどだそうです。
ケニアからの留学生が毎日のように喫茶店でコーヒーを飲んでいるので、健太がケニアの彼に話しかけてみたところ、彼の地元では400円出せばコーヒーを育てるための農地が買えるそうです。
ホンマかいな?
彼は大使か外交官の子息なんでしょう。