日の丸とトルコ国旗

昨年9月の秋分の日、シリア国境近くのタガーマ・ハランで、アルテミスやキュベレーなど古き女神のための神事をしました。
そして翌々日、イランやアルメニア国境からすぐ近くのアララト山界わいでも古き女神に向けた神事を。

お供えには紅白の餅、日本のハチミツ、赤ワインと日本酒で紅白のお神酒等々。
そしてシンボルとして紅白の太極図と両国の国旗。
日の丸とトルコ国旗が結ばれると、紅白で「日・月・星」が並びます。

日本の国番号は「81」でトルコは「90」ですので、日本+トルコ=「171」。
「171」は“天地大神祭”であり“タガーマ・ハラン(高天原)”なので、とても大切な神事であり、(多分)最後の大きな神事でした。

そして1年後の今年9月、2020年のオリンピックが決定するまでの約2時間ほど、テレビ画面の片隅に日の丸とトルコ国旗が並んで映し出されていました。
おぉ、天地大神祭だ。

結局、女神の首都がタガーマ・ハランから日本へ遷都されたように、イスタンブールが優位だったオリンピック開催地も東京に決定してしまったわけです。

個人的には、GDPが伸びざかりで、しかも人口7500万人の平均年齢が29、7歳のトルコでオリンピックを開催してもらいたかったですけど。
ちなみに日本国の平均年齢は44、9歳で、トルコと比べて年寄り国家であることは一目瞭然。

トルコほどの親日国家は他になく、和歌山沖で遭難したエルトゥールル号の恩義を忘れず、イラン・イラク戦争時にはテヘランから日本人をトルコ政府が飛ばした政府専用機で救出してくれています。

ヨーロッパや中東では、ジャパニーズもコリアンもチャイニーズも同じアジア人として見られることが多いんですが、トルコは違いました。

田舎へ行くと
「ユー、チーノ(中国人)?」

「ノー」
「コリアン?」
「ノー、ジャパニーズ」
「オー、ハポン。ユー、ハポン。アイノー、ハポン」って感じで、日本人だと判るとイスラムの女性でも一緒に写真を撮りたがるぐらい日本人びいきでした。

オリンピック開催地でイスタンブールが敗れた直後、カッパドキアで悲しい事件が起こってしまいました。
講演会などでは映像をお見せした「小嶋さちほ
ライブ in
カッパドキア」をしたあそこです。

事件は本当に悲しい出来事ですが、多くのトルコ人が
「申し訳ありません」
「私たちも日本人です」
「ご冥福をお祈りします」
などと書かれた大きなボードをかかえて行進してくれていました。

逆の立場だったら日本人はあれをやるだろうか?
しかも、イスタンブールが東京に敗れた直後であるのに。

そして、メッセージボードにはいくつも紅白の太極図が描かれていて、しかもそれが日の丸とトルコ国旗になっているではありませんか!

何か世の中の流れが狂ってる。
「汚染水はコントロール下にあります」
「汚染水は0、3キロ㎡の範囲で完全に遮断されています」
何を言ってるんですか、安倍君。
とうとう血迷ったようだぞ、日本国首相は。

原発現場で命がけになって働く作業員、漁業関係者、いまだに自宅へ戻れない被災者の中からテロリストが現れないことに、政府は本気で感謝と懺悔をしなきゃいけないんだぞ。

日本人として恥ずかしので、次の「遷都高天原」を書き始めることにしました。
原稿用紙700枚は本当に苦しいので逃げてましたが、あんな無責任な日本人でありたくないので、覚悟を決めます。

写真はタガーマ・ハラン神事のために用意した紅白の太極図と、ハランで急きょこしらえた祭壇。
そしてノアの方舟前に突然現れ、神事に参加してくれたデニスちゃん。