[骨の妙味 05]

複数のクラスで胸椎の3番と4番に注目が集まりましたので、今日はその話を。

個人的には頸椎(けいつい=首の骨)の2番が一番好きで、胸椎の11番は愛しいし、腰痛1番は面白い。
胸椎5番にはあこがれがあるけど胸椎6番とはあまりお付き合いがなく、仙骨2番3番はいろいろと教えてくれるのでいつもお世話になっております。

胸椎3番4番に弾力がなくなると病気の経過が長引き、3番4番がくっつくと場合によっては肺炎になったり、離れると肺に関する厄介な病気を引きおこすこともあるようです。

呼吸器が悪いと胸椎3番に現れますが、それが4番にまで及ぶと心臓に影響がでます。

手打ちの蕎麦屋さんや手作りパン屋さん、美容師さんや歯医者さんなどは、腕の疲れにより胸椎4番左側の可動性がなくなると、不整脈が出たりもします。

そんな場合は心電図をとっても仕方なく、左側肩甲骨のある部分をゆるめれば胸椎4番に可動性が戻り、不整脈も出なくなると思います。

胸椎4番は心筋梗塞も引きおこしますので、腕の疲れを溜め込むのは怖いですね。

胸椎4番が上がっていると肩に力が入り、気が上がった状態が抜けなかったり、首に不必要な張りを作ってしまいます。

それに、ビックリしやすかったり不安になりやすかったりするのも、胸椎4番の影響でして、それは心臓を必要以上に激しく鼓動させてしまうからだと思っています。
ビックリについては胸椎8番の影響もあるようですけどね。

ということは、ビックリとか不安は性格ではなく、骨の問題?
はい、影響大です。

面白いのは、風邪をひいても胸椎3番4番に現れますが、風邪への処理は胸椎5番と腰椎1番で対処するのだと、野口晴哉先生の著書に書いてありました。

あらためて胸椎3番と4番を考えると、けっこう楽しいですね。
次回はどの骨にスポットを当ててみようか。