[骨の妙味 11]

今週から名古屋教室(すでに締め切り)、来週から福岡教室(参加者募集中)が始まりますので、再び頭蓋骨について。

先日の新年会でのこと。
普段はほとんどお酒を飲まない男性が、この日は少しだけ日本酒をたしなまれていました。
ところが、酔いがまわると急に足腰が立たなくなってしまったため、頭をかなり強くゆるめたところスーッと楽になったみたいで、数分後にはフツーに食事をしてました。

整体教室ではもっとソフトなゆるめかたしか練習しませんが、応急措置としては効果があるため、覚えておけばいつかは役に立つかもしれません。

昨年に受講された生徒さんから連絡がありまして、思い出すたびに自分の頭をゆるめるようにしていたら、髪の毛がサラサラになってきたとのこと。
理由は判りませんが、大脳の緊張がゆるむと髪の毛の質が変わるんです。

目の疲れは頭蓋骨のコメカミあたりから耳のうしろにかけてを膨れあげさせます。
具体的には蝶形骨(ちょうけいこつ)や冠状縫合(かんじょうほうごう)の両サイド………二日酔いの場合は冠状縫合の中央部分をゆるめるとスッキリ………から、さらには耳のうしろの乳様突起(にゅうようとっき)にかけてなんですが、5級クラスはこれを今まで以上にしっかりとお伝えいたします。

目の疲れがおもな原因と思われるウツ病の場合は、乳様突起が外側に開いてしまっているため、蝶形骨や冠状縫合をゆるめます。
すると乳様突起が柔らかくなり、次第に閉じてくるんですね。
これはとても大切なことだと思います。

社会にアジャストできないほどの変わった人って、頸椎(けいつい=首の骨)の1番と2番がかなり歪んで硬くなっています。
少々の歪みは問題ありません。背骨の歪みが感性や個性を生みますから。
けど、それがイビツに硬くなっている場合、やはり大脳の緊張をゆるめないと、いつまでも困ったままかもしれません。

15種類23枚のパーツで成り立つ頭蓋骨を、力を使わずに意識と呼吸でゆるめる方法を知っておけば、今後ずーっと使えるはずです。
悲しみの記憶が溜まる部分ですとか、男性の痔に対処(とても有効)する箇所なんかはすぐに覚えられます。

頭蓋骨について、教室でドンドンと質問してください