[骨の妙味 19]

毎度の肩甲骨ですが、5級教室では第2エリアと第3エリアを優先しているため、第1エリアは万里の長城をつまんで神経の緊張をゆるるだけにしていましたが、今後は第1エリア(万里の長城の下側)もしっかり注目することにします。
それと、頭部第5調律点を直接ゆるめて、ストレスと大脳の緊張と目の疲れと眠りの質の悪さと二日酔いもスッキリさせましょう。
施術者に負担のない手技を考えまして、ブーイングサインが最適でした。

肩甲骨の第1エリアって、直接ゆるめるには施術者の指に負担がかかってしまうため、5級コースには相応しくないと判断して重要視してきませんでした。
しかしこの第1エリアがまた面白く、短い時間でもうまく刺激すると(うつ伏せ状態で)肩が確実に平ぺったくなり、肩まわり全体がフワフワになることもあるんです。

なので万里の長城をつまんで確認し、第1エリアに疲労した筋肉のカタマリがある場合は、第2や第3エリアと同じようにゆるめてみましょう。
ただし、肩甲骨の形状の違いから、力を伝える方向が他と異なるため、そのあたりは実践でお伝えします。
笑えることが起きるかもしれません。

もうひとつ、頭部第5調律点はいわゆる”盆の窪”のことでして、超効き目のある第5ですが、仰向けに寝た相手のそれをゆるめるには、技術と持続力が必要なために5級コースではほとんど取り上げてきませんでした。
それは、相手の頭を持ち上げるカタチになるため、肘から手首までの筋肉と指の力とを持続的に使い、その疲れは胸椎1番2番にたまりまして、さらに続けるとやがては肩甲骨の第1エリアが疲れた筋肉で埋め尽くされてしまうからです。

ですが、相手はうつ伏せのまま下側からグッドマーク