[骨の妙味 20]

子供の冷え・寒気について。
これは野口晴哉さんの本に書いてあったことをそのままお伝えしているんですが、子供の冷えによる腹痛や寒気、それにシャックリが止まらない場合の対処法です。
整体教室でもちょっとした知識としてこれを憶えていただいていまして、知っておくと便利です。

まずは子供の冷えによる腹痛なんですが、足の3指と4指の狭まった部分を開いてあげるといいんです。何でかは野口晴哉さんしか判りません。
足の指で3指と4指の間を足首に向かって触っていき、狭くなっている部分を表と裏から指で挟んで、ゆっくり拡げてやることで、冷えによる腹痛の対処になるのだそうです。
冷えとりにも効くらしく、大人でも試してみるといいでしょう。

次に寒気とシャックリですが、これは共に胸椎8番です。
左右の肩甲骨で、一番下の先っぽ部分同士を結ぶと、多くの人は胸椎7番とクロスします。ならばその下が胸椎8番なんですが、今回はそれほど厳密さを求めません。なので、きっちりと判らなくても大丈夫です。

胸椎8番あたりの場所が判ったら、そこをこすって刺激してやります。
あるいは5分ほどその部分に手を当てて温めてあげます。
小さなお子さんの場合、お母さんがお子さんの背中に口を当てて、しばらく暖かい息をかけてあげてもいいでしょう。
それで寒気がおさまってくるでしょうし、シャックリを止めるのもここです。
野口晴哉さんは、それらをどうやって発見したのでしょうね。

胸椎の話になったので8番から少し上へ移動して、胸椎の5番と6番について。
大人の話です。胸椎5番と6番がくっついた状態になっていると、揚げ物・油物を食べるとつかえるようになる場合があります。
若い女性でも案外そうなってる人が多く、指摘すると驚かれますね、皆さん。
「えー、そんなことまで背骨で判っちゃうんですかーっ?」って。

はい、(たまたまですが)判る場合もあります。
ですが、骨で判ることの一番は、頸椎2番が恐ろしく固いと、あと何年(あるいは何ヵ月)ぐらいで倒れるかが予想できてしまうことでしょうか。
それに、女性の場合は仙骨の表情で結婚運(男運)がある程度は読めてしまうこととか。
頸椎2番の固さで寿命が予想できるというのは相当な固さの場合でして、どれぐらい固いかと申しますと、触った瞬間に腹が立ちます。
今までに何度か経験してまして、本当に触れたその瞬間、ムッカーって。
寿命が予想できるのは、それぐらい固い場合のみです。

そんな話ではなかった。
胸椎5番と6番ですが、これも簡単で確実な方法としては手当てをします。手を当てて気を流しつつ、じんわりと温めてあげるとそこがゆるみ、食生活に変化が出てくるかもしれませんね。
姿勢が悪いとダメですよ。

揚げ物とか油物じゃないのに食べ物が胸につかえるのは、胸椎4番の可動性が悪くなってます。
軽く叩いてやるのも応急措置になりますが、4番の問題が腕の疲れによるものなら、肩甲骨第3エリアですね。

次も「食」に関してお話ししましょう。