「2015年 元日」

関係者各位にはすでに年始のご挨拶を冬至に済ませておりますが、太陽と地球の位置関係がフシダラな現在の太陽暦での新年、それでも明けましておめでとうございます。

大自然に呼吸を合わせれば冬至が大晦日であり元日でもありますので、冬至または翌日から12月末までの間に初詣へ行くと、掃除はしてあるし参拝客は少ないしでとても気持ちいいです。

ナゼか2015年の初詣は冬至の当日、愛知県小牧市の田縣(たがた)神社と大縣(おおあがた)神社での参拝になりました。
田縣神社は大きな男根が、大縣神社の姫の宮は社の奥に女陰が祀られていることで知られています。

また、その近辺は尾張の地を治めていた豪族が支配する地でもあったため、ヤマトタケルを調べるための取材参拝でした。
そうだ、「遷都高天原」にも両社は登場しています。

男根の御輿が”天下の奇祭”として有名な田縣神社の御祭神は御歳(ミトシ)神と玉姫命。
なんでニギハヤヒの末娘のミトシがここの御祭神なのかが興味ありますね。
社務所で聞いたところ気の強そうな巫女さんが、ミトシはスサノヲの孫だということは説明してくれましたが、ニギハヤヒの娘とは知らなかったので、それ以上の質問は止めました。
神武と呼ばれている人物がミトシに婿入りしたのは多分西暦241年。
けど、この話は長くなりますのでまたの機会にいたします。
絶対に紀元前660年の話ではありませんからね。

玉姫は建稲種(タケイナダネ)命の妻神。
建稲種命はミヤズ姫の兄。
ミヤズ姫はヤマトタケルの婚約者ということになっています。
そして、大縣神社が管理する青塚古墳は愛知県で2番目に大きな前方後円墳なんですが、埋葬者はおそらく玉姫の父にあたる大荒田命(またの名を大縣大神)。
青塚古墳は西暦350年頃に造られたらしく、ヤマトタケルや建稲種命が活躍したであろうと考えられる時代と一致しています。
不比等氏と持統さんに潰された尾張氏を復活させたいです。セカイノ尾張。

そんな訳で、いつもとは違う初詣でした。
余計な話ですが、田縣神社と大縣神社は仲が悪いので、取材では気を遣います。

勝手に思ってるんですが、(多分)西暦150~152年頃に生まれたニギハヤヒは、(おそらく)215年ぐらいに亡くなっていると予想しています。
すると西暦2015年はニギハヤヒ没後1800年になるわけでして、しかも215年と2015年って見た目が似てますから、2月15日は何かをしようと思ったら整体の京都教室初日でした。
京都でニギハヤヒにご挨拶しましょうか。
けど脱神社宣言以降、外側に神を追いかけると叱られるのでまぁいいや。

2015年もどうぞよろしくお願いいたします。