[骨の妙味 32]

背中の真ん中あたりは、けっこう内臓からの情報がつまっているんですね。
胸椎は1番~12番まであるんですけど、5番あたりから10番ぐらいまでは「内臓・海老蔵・ナウマン象」って昔から云われてますよね。云われてませんけど。
深田整体の場合、胸椎の5番は汗の関係で観ることが多いですが胃の影響もはっきり出ます。
11番はホルモンの分泌を主に観ていますので、今回は5番~10番までを考えたいと思います。

とはいえ、胸椎7番~11番へはショックを与えることで四十肩・五十肩(変な呼び方だ。他に呼び方はないのか?)にも効果がありますし、特に11番は性の問題に深く関わっていて、臓器以外からの情報もたくさん見つけることができますが、今回は臓器からの情報に限りましょう。
※整体教室では四十肩・五十肩の場合、肩甲骨で対応するようにしています。

肝臓(胸椎の8番・9番)や腎臓(胸椎の10番・12番)の場合ですと影響を与える胸椎(骨)が限られてきますが、胃については案外と幅が広くて、5番~9番あたりまでは胃の影響がフワ~ンと出ているんです。
個人差はありますけど胸椎5番~9番あたりの左側を触ると痛い場合、胃が疲れていることが多いですね。
その疲れが食べ過ぎ飲み過ぎによるものなのか、あるいは精神的なものなのかは見極めにコツが要りますが、それはともかくとして触ると痛い骨をジーッと押さえてあげることで、胃のハタラキの回復が期待できます。

触った感触が硬く感じる場合はジーッと押さえるだけでもいいですが…………触って硬いかどうかを判断するには実体験しかなく、20人ぐらいの背骨を触れば少しは判るようになります…………骨の表面にヌメーッとしたゼリーというかラードのようなものを感じたら、それは硬くなっているよりさらに悪い段階にあります。

そんな場合は骨の表面に溜まるゼリー状のものを散らすため、その骨をゆーっくーり拭き掃除してあげることがより効果的です。
親指で、あるいは人差し指と中指で、ゆーっくーりとゼリー状のものを押しのけながら骨の表面を撫でてあげるんです。強く擦ると痛いので、ゆーっくーりとですよ。
特に身内の場合、痛いとケンカになってしまうので注意してくださいね。

「胃潰瘍・痛いよう・寒いよう・痒いよう」のうち、前2つは胸椎の5番~9番をていねいに、3番目のについてのみ8番9番を1分ほど少しだけ強めにこすってあげてください。
最後のが案外むつかしく、ひとまず掻いてあげれば痒みは治まるでしょうが、胃の異常なのか、それとも飲み過ぎの肝臓によるものなのか、根深いところに原因があるかもしれません。

食べ過ぎでも常習犯になりますと、背骨の左側だけでなく右側にもサインが出てまいりまして、9番や10番の左右も痛いはず。
そんな場合は相手にうつ伏せで寝てもらい、手のひらの手首に近い部分で圧をかけてジーッと押さえます
押さえるときに腕の力はなるべく使わず、ヒジを伸ばして体重を載せることで圧をかけていただきたいのですが、判らなければ知り合いの整体師に聞いてください。
ついでに他の手技も無料で教えてくれるかもしれません。

ただし、「ねぇ聞いて聞いて、ボクは何でも知ってるよ」の人に聞くとどんどんエスカレートして、「深田整体なんて知らないなぁ。それよりボクがやってるのはスゴイんだよ…………」ってなって、どうにも逃げられなくなっちまっても知ーらない。
続く。