ハチの散歩中に出会う動物はたくさんいて、川沿いではヌートリア、山ではイタチやタヌキ、お隣りさんの水場にはアライグマがやって来たりとにぎやかなんですが、最近は毎日のように雉(きじ)に遭遇します。ここは本当に名古屋市内か!

雉って飛び立つときに必ず大きな声で鳴くから、どこにいるかすぐに判ります。
雉も鳴かずば打たれ(撃たれ)まい。

桃太郎の家来が犬と猿と雉なのは理由がありまして、犬は3日も飼えば情が移るため「情」を表し、猿は”猿知恵”というように「知恵(智)」を。
そして雉は”矢のように進む”と書くため「意志(意)」を表しているんです。

つまり桃太郎が犬と猿と雉をお供にしたのは、人が生きていくのに「情:智:意」が必要なので、それを身に付けよということでして、決して犬と猿と雉を飼えよといった意味ではないんですね。

お供の数霊は犬が「28」、猿は「54」、雉が「70」になりまして、犬と猿と雉を会わせると
28+54+70=152
になります。
数霊で「152」になるのは”ヤマトタケル”とか”九頭竜”、”熱田神宮”などがありまして、なかなか勇ましい数霊ですね。
ちなみに”桃太郎”は「125」でして、
情=100
智=20
意=5
これらを合わせると
情+智+意=125
になるため、あら不思議、桃太郎なんです。
みんなの大好きな菊理媛(ククリヒメ)も「125」でございまーす。

桃太郎はお供の犬と猿と雉に対し、鬼退治に付いて来るということでキビダンゴを与えています。
鬼退治をしたら報酬を与えるのではなく、働く前に与えています。
人を動かすためには先に与えることも必要なのだと。

また、鬼ヶ島では鬼を殺してしまうのではなく、云って聞かせて改心させました。
“鬼”であっても”云”って聞かせることで”魂”を戻したんですね。
アメリカ軍ならミサイルを撃ち込むでしょうが、桃太郎は云って聞かせて鬼に魂を取り戻させた。
そして鬼から奪い返した金銀財宝を自分のものにするのではなく、村人に返した(分け与えた)んですね。
桃太郎って素晴らしい。
そんな桃太郎のようになるために必要なのが「情:智:意」ということでした。
雉を見るたびにこの話を思い出しますが、欲ぼけジジイはなかなか桃太郎のようにはなれませんです。