白馬は巨大な山脈の麓に広がる村ですから水が豊富で、いたるところを水路が流れているんです(写真 1)。
いや、水路というとイメージするのは“水の町”とか“水の都”と呼ばれるような、例えば奥美濃の郡上八幡だったり、夏場には色とりどりの鯉が泳ぐ飛騨古川のような風情ある水の流れを思い浮かべてしまいますが、白馬村の場合は側溝です。どこの街にもある側溝なんですが、北アルプスから地表を流れてくるのか湧き水なのか、とにかく水量が多くて、しかも下り坂を勢いよく姫川へ向かうため流れが速いんです。場所によっては激流で、小さな子供なら流されると思いますよ、この勢いだと(写真 2)。