また諏訪へ行ってきましたが、今回は天武天皇の陪都計画についての情報はナシ。
守矢史料館で守矢氏の系図をいただけたのは収穫ですが、タケミナカタについてはますます疑問が湧いてきまして、ですからしばらくは諏訪通いが続きそうです。
それで、今回は土偶「縄文のビーナス」と「仮面の女神」のお話を少々。どちらも国宝です。
縄文時代の土偶なのでタケミナカタとも天武天皇とも直接は結びつきませんが、発掘された舞台は信濃国ですので、神話時代よりも古き時代の信濃国に想いを馳せてみます。
けど、神話時代よりも古い石器時代や縄文時代にも人は暮らしていたんだから、そもそも神話時代って何なのさ、と思いません?
先人たちに失礼ですよね。
月別アーカイブ: 2015年7月
「蘇った”瑞鳳”の輝き」
磨いたら輝きが復活しました。
「古墳にコーフン協会」名古屋支部の会長は、そのままの風合いでいいんじゃないのっておっしゃってましたが、弥生時代当時の輝きに戻したかったので、何度も何度も磨き続けること3時間。少しずつキラキラと輝き始め、おぉ綺麗きれい。ずいぶんと輝いてきました。
今から約二千年前の製法は、まず外側の型をA面とB面に分けて作り、銅鐸表面の図柄を型の内側に刻みます。
A面とB面の型をぴったり合わせれば外側の型は完成で、次は内側の型を作るんですが、内側の型と外側の型とのすき間は狭いところだど2ミリ程度。
銅鐸の中にはもっとも薄い部分がたったの0.5ミリしかない物もあります。0.5ミリって………シャープの芯かっ!
「我が家に銅鐸がやって来た」
銅鐸が欲しい欲しいと想い続けていたら、本当に銅鐸がやって来ました。
しかもお土産レベルの小さな物ではなく、加茂岩倉遺跡から出土した35号銅鐸の完全複製品です。
通常は博物館などでレプリカとして展示されるほど精巧な作りなので、もう嬉しすぎて夜しか眠れません。(だったら問題ないじゃねーか!)
この銅鐸、弥生時代当時の製法をすべてそのまま再現しての本格的な製品で、全高46.5㎝、最大幅25.0㎝、重量8.8㎏。
(※実物より重くなってしまったのは厚みの問題です。弥生時代の銅鐸は2ミリほどの厚さで、ベテランの職人でも真似できない技術とのこと)
名前も付けました。
命名「瑞鳳(ずいほう)」。
「ILC(国際リニアコライダー)が明かすタマシイの素材?」
セルン(ヨーロッパ合同原子核研究機構)の巨大円形加速器LHC(ラージハドロンコライダー)がパワーアップしました。
LHCは2012年にヒッグス粒子を検出し、それが2013年にピーター・ヒッグス博士らのノーベル物理学賞授賞へとつながりましたが、実はヒッグス粒子についてはまだその実態がよく判ってないんです。
けど、ヒッグス粒子(ヒッグス場)が宇宙に存在しなければ、物質が成り立ちませんし、もし宇宙からヒッグス粒子(ヒッグス場)が消えたら、その10億分の1秒後には人間の身体も素粒子レベルまでバラバラになり、光速で宇宙空間に飛び散ることになるでしょう。
そんなヒッグス粒子を精密に測定できるILC(国際リニアコライダー)の建設予定地は日本が最有力候補に挙げられていて、そうなった場合は岩手県の北上山地(北上高地)に決定しています。
あとは予算が下りるかどうか…………
「和製アインシュタイン、南部陽一郎」
今日も「宇宙と素粒子について」の講演会があるため、話す内容を頭の中でシミュレーションしながらハチの散歩から帰ると、朝刊の一面に南部陽一郎教授の訃報が出ていました。
「予言者」
「10年先のことは南部に聞け」
「和製アインシュタイン」
福井県出身の天才物理学者はそう呼ばれ、2008年に「自発的対称性の破れ」理論でノーベル物理学賞を受賞されてますが、物理学界では”遅すぎる”とささやかれていました。
なぜなら、過去に南部教授の発表された理論は、すでに3つのノーベル賞が授与されていても不思議ではないほどの内容で、和製アインシュタインの名は決して大げさではないんです。
けど、考えてみればアインシュタインも南部教授と同じでした。
「7月26日、深田剛史&小嶋さちほ Live in 名古屋」
「宇宙と素粒子のお話」ではこんなこともします。
7月14日のこと、2006年1月にNASAが打ち上げた「ニューホライズン」が9年と6ヶ月をかけて冥王星に最接近しましたので、1億分の1スケールで太陽系を実感していただくため、小道具を用意いたしました。
楽しいです。
ぜひご参加ください。
以下は主催者様からの案内をそのまま掲載いたします。
「7月26日、深田剛史&小嶋さちほ Live in 名古屋」
急きょ決定した小さなライブが名古屋市内(多分東区)であります。
いつもの数霊&音魂のカップリングですが、今回は「宇宙と素粒子のお話」と「音魂ライブ」です。
「曼荼羅作品展&整体教室 in 神戸」
6月に名古屋と岐阜で開催した「曼荼羅教室と宇宙のお話」は、両日とも定員いっぱいMAXギューギュー詰めで楽しい教室になりました。
曼荼羅の講師として神戸から来ていただいた”さかいゆきこ”さんの作品展
「曼荼羅作品展 第二章
ハートからの贈りもの
~AUNの響き~」
が神戸で開催されます。
作品展は大小さまざまな300点ほどの作品が展示され、ミロク方陣曼荼羅のポスターや曼荼羅と言霊ポストカードなどの販売もありますのでぜひお立ち寄りください。
また、8月30日(日)から始まる整体の第2期神戸教室ですが、あと2名様のみ参加していただけることになりましたので、興味をお持ちの人がいらっしゃればお申し込みください。
最近の5級コースは内容がますます充実してまいりました。
「遷都信濃国 vol.24」
天武天皇が信濃国を陪都先に選んだ理由が少しずつですが見えてきました。
お馬さんのお話しです。
長野県では馬のお墓がたくさん発見されています。それだけ馬の生産が盛んであり、同時に馬を大切にしていたのでしょう。
5世紀ごろの馬はとても小さく、体高は1メートル30センチほどしかない中型馬で、その遺伝子を受け継いでいるのが現在の木曽馬(背が低くてずんぐりむっくりした体格)であろうと考えられています。
木曾御嶽山の麓には木曽馬の牧場があり、背に乗って散歩することができますが、古代の人たちもそうしていたのでしょうか?
また、馬具が古墳の副葬品として、群馬県・静岡県・福岡県と並んで長野県からも多数出土しています。