整体教室や整体のお客さんから一番たくさん受ける質問は
「骨に痩せるツボがあれば教えてください」と「整体で痩せますか」
が、他に大差をつけ圧倒的にダントツ1位でしょうね。
質問しない人も心の中では同じことを思っていて、ただ口には出さないだけですもん。
なぜ質問しないのか?
だって、整体教室の休憩中に饅頭やシュークリーム食べながらじゃ聞けないでしょう。
骨を刺激して痩せることができれば、それを習いたいんですね。
まぁ無いわけではないので、今回はそんなお話をいたしましょう。
空腹感を楽しむことはできますか?
お腹がすいていても生きてるでしょ。
空腹感に不安を持つのではなく、空腹を感じたたら
「やったー、この瞬間こそが生きるためのエネルギーにお腹の脂肪が利用されているんだ。よし、しばらくは脂肪をどんどん燃焼させてやれ」
と、空腹を楽しめたら痩せますし、”ガマン”ではなく”楽しんで”のダイエットなのでリバウンドは少ないんですけどね。
ダイエットって、ガマンの大きさがイコールしてリバウンドの大きさにつながりますから。
空腹感に不安を持ってしまう場合は、胸椎の11番をゆるめます。
胸椎11番に可動性が出れば、空腹感がそれほど苦ではなくなるようでして、断食する行者には耳よりな情報ですね。
けど、楽して行をしようとするその精神では、果たして行をする必要があるのかどうか………
胸椎5番が上がっていると胃酸が増えて、ドカドカ食べてしまうようです。
性欲を性行為で消化しきれてないため性エネルギーが余ってしまい、そのエネルギー消化を”食べる”ことに使っている場合も、胸椎5番と6番が飛び出している場合があります。
胃が故障しているのに食べ過ぎてしまうのは、野口晴哉さんによれば頸椎(首の骨)の6番7番に原因があるそうです。
頸椎6番7番の過敏は腸の働きが早く、食べても栄養が身に付かないらしい。
そんな場合、やはり胸椎11番をゆるめてやるのだとか。
野口晴哉さんは何をどうやってそんな法則を次々に発見したのでしょうね。
食欲がないのなら、頸椎6番と7番を刺激してやれば食欲が出るそうですが、拒食症の人以外で食欲を出して欲しいと頼まれたことはあまり経験がありません。
誰か依頼してください。試してみたいので。
右足首を抜いたり、足のモモの筋肉を伸ばしたりして食欲を調整したことは何度もありますが、身体は要求してないのに頭で食べたい欲求がつくられている場合、
“整体の効果<頭の欲求”
なので、食欲の勝ちです。
けどですよ、”食”において次から次へと規制を設けている人の背骨を触りますと、少々食べ過ぎであっても”食”を楽しんでる人の背骨よりも明らかに不健康で病的な場合が多々見られます。
“過ぎたるは及ばざるが如し”
どうやら、何かへの怒りが規制をつくり上げ、その規制が不健康を生んでいるように思えてなりません。
ですから、楽しく食べ、そしてそれが永く続けられるように骨を少しだけ学んでみてはいかがでしょうか。