「宇陀」

「宇陀でお待ち申す」と伝えられたのが、たしか2009年のこと。
一度は行きましたが、どこでお待ち申されてるのかが判らず、エルサレムやタガーマ・ハランを優先していたため、宇陀はほったらかしでしたが、ちゃんとやらないとそろそろヤバい。

宇陀の歴史は逆さ吊り

その真(しん)たずねし身にあらば

語りて聞かせん今ここで

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宇陀の市役所観光課、教育委員会遺跡保存課、宇陀郡曽爾(そに)村役場、その他にも各神社や町の観光案内所などでたくさんお話を伺うことができました。

宇陀は吉野と並んで南朝中の南朝。
それに、ナガスネヒコ、天武天皇、柿本人麿、朱(水銀)、そして”朱”を”知る”かつての民たち。
“朱”を”知る”民こそが、名を潰され”土蜘蛛”と呼ばれている人々で、宇陀=朱といってもいいほど。

宇陀の歴史は逆さ吊り

その真たずねし身にあらば

語りて聞かせん今ここで

長き時空の旅の果て

血ぬられし

戦(いくさ)いく度もつまれ来し

昨日の覇者は今日の腐れ葉

新たな覇者こそ君臨し

累々(るいるい)と

腐れ葉つまれしこの宇陀は

真の歴史は何処にか

いかにても

累々つなぎて生き延びて

歴史の闇に横たわる

我らの呪詛(じゅそ)は深きもの

土蜘蛛・足長・手長とな

国栖(くず)めエブスめアラハバキ

荒ぶる神より押し込めて

北の果てやら南の果てへ

鎮めたつもりか者どもよ

国体は

我れらが身体と知りたるか

ちょっと怖い。
また大変なことに首を突っ込んじゃったけど、まぁやってみます。

大宇陀や榛原(はいばら)を中心に調べてましたが、最後に宇陀郡曽爾村へ行ったらめちゃくちゃ面白かったです、村役場の歴史青年が。
それと、曽爾村の兜(かぶと)岳と鎧(よろい)岳は迫力ありました。
特に鎧岳は、ルクソールで王家の谷を見守るナチュラルピラミッド「エル・クルン」を思い出しました。

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