[骨の妙味 39]

最近ではストレスや眠りの質の悪さによる頭蓋骨表面のブヨブヨが、10代20代の若い人にも増えてきています。
骨の歪みや骨の相は…………人相や手相でその人を判断したり未来を占ったりするように、骨にも相がありまして、”骨相”と言います…………それが相当に悪い状態でなければその人の個性になるわけで、歪みがあるからといっても決して悪いことばかりではありません。

ですが頭蓋骨表面のブヨブヨについては、硬いモノに頭をぶつけたとき衝撃がブヨブヨに吸収されて痛みが和らぐかもしれないこと以外にいいことなど何もなく、絶対に消してあげるべきですし、放っておくと将来的に大きな問題が出てくるでしょう。
いや、すでに大きな問題があるからブヨブヨになるわけで、そいつは小籠包で散らします。

頭のブヨブヨが激しいと”頭の2番”や”頭の3番”を軽く押さえたところで、頭蓋骨はちっともゆるんできません。
垂直に立てた指を強い力で押し当てれば多少は効果が期待できるでしょうが、むちゃくちゃ疲れます。
なのでブヨブヨに絶大なる効果を発揮する小籠包こそが、ブヨブヨの救世主になるわけです。

整体教室では今までも小籠包を”整体的頭のマッサージ”として取り上げてきましたが、今後は5級コースの2日目からブヨブヨ散らしに長く時間をとりますので、”小籠包固め”を今まで以上にしっかり体得していただきます。

5月に京都教室が、6月に米子教室と福山教室が終了しまして、最終日はいつものことながら感動の連続でした。
参加者さんは気づいてないかもしれませんが、たった5日間のコースなのにしっかり成長されたその姿を目の当たりにして、毎回最終日は嬉しさのあまり陰で目頭を熱くしているんです。

今回の米子教室と福山教室では整体教室以外にも仕事があったため、奈良・出雲・安来(島根県)・米子・福山の5泊6日ツアーでして、しかも名神高速道路の春日井ー吹田間で集中工事をしていたためヘロヘロになりましたが、米子と福山での最終日に小籠包を練習したところ、参加者さんにもかなり効果がありましたし、今まででもっともスッキリした顔つき目つきをされてて本当に良かったです。
それで6月からの豊橋や7月の岐阜、8月からの神戸や福井では5級コースでも2日目から小籠包をおこなうことにしました。

といっても実際に小籠包を使ったり食べたりするわけではありませんで、両手10本の指を相手の頭蓋骨にガンッと突き立てるんです。
そのとき手の形がちょうど小籠包をつつみこんだような感じなのでそう呼んでいます。
551の肉マンでは大きすぎるために軽く丸めた手や指に力が入らず、かといって横浜のシューマイでは頭蓋骨にずっしりと力が加わらないため、小籠包がベストサイズなんです。

相手の頭側に正座をします。そのとき両ヒザで相手の頭を挟むようにすることが大事です。
それで、頭蓋骨のブヨブヨ部分に左右から小籠包サイズに開いた5本の指をできるだけ垂直に押しあてて、そのままの力を維持するのは大変なので手の甲をヒザで支えます。
頭蓋骨のどの部分に小籠包を押しあてようと、手の甲はいつもヒザ側に向けておけば、どんな角度からブヨブヨ押しをしようともヒザが手の甲を支えてくれるので、腕の力はほとんど使わずにすみますが、ダメだ、言葉で説明するのには限界があります。
言ってること、判りますか?
そうか、参加者さんはメモを取ることよりも写真を撮ることを優先していたのは、言葉で書いても家へ帰ったら忘れてしまうからなのか。納得。

岐阜教室はまだまだ空きがありますし、福井は会場が決まってませんが、5級コースはさらに面白くなります。
(※豊橋、神戸はすでに締め切りになっています)
未経験者の一人参加でもいっさい心配はいりません。
めちゃくちゃ楽しいので、まったく経験がない人こそぜひご参加ください。