安倍晋三先生の原発売り込みは問題外で、同じ日本人として恥ずかしいのと申し訳ないのとで本当に困ります。けど………
けど、今の日本人の放射線嫌悪症も、同じぐらい問題だと思うんですがねぇ?
6月2日のスピ・サイではもっと内容のある話をしたいので、こんな程度の話はここで予習しておいてくださいね。
人間の人体内部で、放射線源のひとつは炭素14(C14)なんですが、おもに食べ物から体内に取り込み、体内では毎分12万個(ということは、毎秒2000個)のC14が原子核崩壊を起こして、放射線のβ線(それは電子です)を体内から放出しています。
バナナに含まれるカリウム40は、体重60㎏の人で平均0、012グラム(=12ミリグラム)が体内に含まれていて、カリウム40が不足すれば疲れやすくなったり、ときには心臓の働きも落ちます。
干し昆布には1㎏あたり2000ベクレルのカリウム40が含まれているので、毎秒2000個の放射線が出ていることになります。
もし、ほんのわずかでも放射線からの被曝を避けたいのなら、赤ちゃんをダッコしてはいけません。
母親の体内から放出される放射線に、赤ちゃんはそのつど被曝していますので。
それと、少なくとも岐阜県の東濃地方にも住んではいけないことになってしまいます。日本で自然放射線が一番高い地域ですので。
けど、そんな程度の被曝が問題になりますでしょうか?
どうでもいい量だと思うんですがねぇ。
もしダメなら今すぐラドン温泉とかラジウム温泉の営業を中止させなきゃ。原発と同じように。危ないぞー。
各務原スピ・サイ、もうすぐですね。めちゃくちゃ楽しみにしています。