「続・諏訪大社御柱祭り 下社里曳き」

諏訪大社では本宮・春宮・秋宮の場合、つまり前宮以外のすべてですが、三之御柱と四之御柱は社殿裏側の立ち入り禁止区域に建てられているため御柱祭りでしか御柱に近づくことができませんし、御柱祭りであっても氏子以外はその場に行けません。
ですが以前から三之御柱や四之御柱エリアへ入りたかったのでどうしたもんかと思っていたところ、秋宮三之御柱の建御柱(たておんばしら)に潜入できてしまいました。
何しろこちらはハッピ姿に足元は地下足袋なので外見的には氏子そのものですし、潜入後にですが区長さんに挨拶したらとても歓迎してくださり、氏子じゃないのに堂々と、しかも最前列で御柱が建っていく様子を見学することができました。
実は上社の里曳きで、本宮三之御柱の建御柱に潜入しようとするも警察に阻まれて失敗した経緯がありまして………

とにかく今回からは規制がむちゃくちゃ厳しくなり、氏子さんたちでもいろいろな制限があって皆さん怒ってました。ですから氏子以外が入れないのはやむを得ないんですが、岡谷市上浜地区の区長さん、本当にありがとうございました。

上社(前宮・本宮)と下社(春宮・秋宮)のそれぞれ山出しと里曳きで、「氏子の御柱」を歌う葦木美咲さんと合流してあちこちで路上ライブをお手伝いしてきましたが、10月に彼女のライブを含めた諏訪バスツアーが開催されることになりました。
彼女は現在、名前が葦木美咲から葦木啓夏(ひろか)に変わりましたが、旧美咲さんのライブは第2部で、第1部は諏訪地方の縄文研究家篠原正司氏とボクとの縄文対談になる予定です。
それに、タイミングが合えばの話ですが、茅野地区の御柱祭りに参加できるかもしれません。
諏訪地方では諏訪大社の御柱祭りが終わると、秋には各地域の神社でもそれぞれ6年に1度の御柱祭りが始まり、それを”小宮御柱祭り”と呼びます。
大小さまざまな小宮御柱祭りをおこなう神社は小さな祠も含めると総数で約300社ほどになりまして、中には諏訪大社と比べても見劣りしない立派な御柱を建てる神社がいくつかあります。
ですから、日程が合えばその神社の宮司さんや総代さんに交渉してみますので、しばらくお待ちください。

写真1:秋宮の社殿裏側、立ち入り禁止区域で今まさに建ちつつある秋宮三之御柱。
写真2:秋宮三之御柱の建御柱を盛り上げる木遣り隊の面々。消防団のラッパ隊との息がビッタリでした。
写真3:秋宮前でのライブを終えた「氏子の御柱」の葦木美咲(現在は葦木啓夏)さん。彼女の木遣りも見事ですので、ぜひ聞いていただきたいです。
写真4:「氏子の御柱」CDと、それとはまったく関係ないんですけどセブンイレブンの御柱祭り限定nanacoカード。

2016/ 5/17 16:19

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