「小宮御柱祭り 第5弾」

第5弾は多留姫神社です。
茅野市玉川地区の静かな川沿いにある社で、御祭神は多留姫(タルヒメ)神。諏訪明神の御子ということになっていますが、諏訪明神がタケミナカタなのかについては止めにして、お供えの御神酒は岐阜県恵那郡岩村の「女城主」にしました。次の大河ドラマが女城主になると聞きましたのでちょうどいいかも。
やっぱり上社(前宮・本宮)エリアの氏子さんは上品でした。それに何人かがボクの参加をご存じで、公民館の倉庫に眠る古い資料を見せてくださるのだとか。ありがたい話です。

この地区は小宮御柱祭り第1弾で参加させていただいた壷井八幡神社の隣りのエリアで、やっぱり八ヶ岳の麓の村はアットホームなのんびり感が漂っていました。漂っていいましたが…………

お名前だけ聞いていた曳行長の伊東さんにご挨拶して一之御柱を曳かせていただいたんですが、メドテコが軒先や垣根に引っ掛かるような細い路地ばかりをどんどん進むし、鋭角カーブや180度ターンなど難所の連続で、何でわざわざこんなコースを選ぶのかというほど難しいコースでした。
けど、メドテコの扱いが抜群に上手く、相変わらず絶対に通過は不可能であろう狭い鳥居もすんなり通り抜けてしまいました。
曳行途中で曳行長から、御柱の先頭に乗る御幣持ちさんのすぐ後ろに乗るようボクに指示があり、200メートルほどを曳行しました。7月4日に初めて多留姫神社を訪れたとき、この神社の小宮御柱祭りに参加したいけど無理かなぁって思っていたのが、3ヶ月後には御柱に乗ることができ、感謝感謝。

鳥居をくぐって境内に入るとまっすぐそのまま社に向かう参道があるのに、御柱は右に逸れるので何でかと思いきや、土手落としをするのだと。氏子さんが少ない二之御柱は参道をまっすぐ進んで行ってしまいましたが、一之御柱の若い衆たちは超諏訪人でした。
準備が整ってもなかなか落とそうとせず、御柱をシーソーのようにして遊んでいるんです。遊具か、御柱は。
で、気になっていたのが、土手から落としつつどうやって直角に曲がるのかということ。けどそんなことは心配におよばず、これがまた追いかけ綱を上手く扱ってすんなりと曲がってしまったんです。この人たち、やりたいことを何でもやってしまう。
多留姫神社小宮御柱祭りの里曳きはメチャクチャ楽しかったです。

☆写真1:休憩中にほとんど誰もいなくなった一之御柱。八ヶ岳を背景にして記念撮影。

☆写真2:明らかにメドテコの方が鳥居よりも幅があるのに、この人たちはほとんど苦労せずして通り抜けてしまいました。あっぱれ。

☆写真3:社の手前で土手落とし。御柱をしばらくシーソーのようにして遊んでいました。こんな大木で遊ぶのは全国どこを探しても諏訪人だけだと思います。

2016/10/ 8 12:40

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2016/10/ 8 14:02

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2016/10/ 8 15:13

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