信濃国ニ之宮小野神社 里曳き 第2日目

里曳き2日目は古町(ふるまち)が担当するニ之御柱の曳行と建てオンバシラです。
ここは綱縒り祭から参加させていただいてるため、一番楽しみにしていました。
曳行開始時は曳き子が少なく、木遣り唄に合わせて曳いてもオンバシラはまったく動かない。こうでなくっちゃ。動かないから面白い。動かないから本気で曳く。これぞオンバシラの醍醐味で、昨日も一緒だったイキのいいお母さんたちと力一杯に子綱を曳いたところ、おめでとうございます、動き出しました。
ただ、オンバシラが進むにつれて曳き子さんが増え、後半は昨日のようになってしまいましたけど。

途中の休憩では若い氏子さんたちの出し物(写真1)に、御神酒をいただきつつ声援を送るんですが、古町地区は御神酒の量が増えすぎて飲酒になってしまうような氏子さんはいないため、本当に素晴らしい曳行でした。
境内への曳きつけ前に2箇所の直角カーブがあり、しかも狭い路地のため元綱衆と梃子衆の皆さんはけっこう苦労されてましたが、こちらとしてはメチャクチャ楽しかったです。

建てオンバシラの前に木遣りの若い氏子さんたちも、里曳き用の新しい衣装で記念撮影(写真2)。この氏子さんたちが面白くて、いろいろ楽しませていただきました。

建てオンバシラ(写真3)はこんな感じで、赤松のオンバシラが青空に映えて美しかったです。
なんとテッペン男はちっとも若くない白髪のオジサンだったんですが、60を過ぎてのテッペン男はカッコいい。
この日は上諏訪町の友人も一緒に参加できて、のんびり楽しいオンバシラ祭りになりました。
上諏訪町の友人との出逢いは、190段の階段登りを夜間におこなう超ハードな手長神社のオンバシラだったので、それはもう曳き子といえども手が抜けませんでした。
今日のようなオンバシラ祭りは観光客も安心して参加できます。

個人的に古町の氏子さんには特にお世話になっていたため、建てオンバシラが無事に終了した後で気がゆるんだのか、塩尻駅前でタチの悪い酔っぱらいのジジイになっていたようです。ただ、本人は何も憶えておりませんけども。
かすかな記憶をたどりますと、大声で木遣りを鳴いたり参加者にアイスクリームを買ってあげたりしたみたいですが、それが事実なのかどうかも判りません。
あっ、ルパン三世のマネで”ふ~じこちゃ~ん”ってやってたかも。
ホント始末が悪い酔っぱらいだ。
いよいよ明日は最終日です。