下清内路諏訪神社の大煙火

煙火は”えんか”と読みます。仕掛け花火大会なんですが、要するに火祭りです。
西を岐阜県中津川市と接する長野県阿智村。村内清内路地区にある上諏訪神社と下諏訪神社では300年ほど前から煙火と呼ばれる火祭りが続けられており、これが激しいのなんのって、火祭りというよりは血祭りという感じで、今回は下清内路諏訪神社の煙火を見てまいりました。
それにしても諏訪大社だけでなく各地諏訪神社の氏子さんってホント頭がどうかしちゃってます。
この祭り、見ているだけより絶対に参加した方が楽しいでしょうけども、火あぶりになってた氏子さんに若い女性が多かったのには驚きでした。

上清内路の諏訪神社は境内が広く、火祭りをするのに充分なスペースがありますが、下清内路の諏訪神社は火祭りをおこなえるような環境ではなく、狭い境内の周りにはびっしり民家が建ち並んでいるんです。
ここでどんな火祭りをするのかと思いきや、境内に組まれた3ヵ所のやぐらに設置された仕掛け花火に火がつくと、花火がグルングルンと回転してあたりは火の海に。
民間の屋根や境内の木々にも火の粉が大量に降り注ぎ、事故かと思いましたがそうでなく、これが下清内路諏訪神社の煙火なんだそうで、しかも火の中にたくさんの氏子さんがいるではないですか。
火の粉をシャワーのように浴びながら、オイサオイサの掛け声に合わせて足を踏み鳴らす姿は凄すぎ!
消防署がよくもまぁこれを許可してくれるもんだと感心します。さすが伝統。

最後は火柱の下で氏子さんが輪になってグルグルと回り続ける”大三国”は圧巻でした。
毎年これをやることが生き甲斐の女性教員もいらっしゃるそうで、恐れ入ります。

役員の皆様、わざわざ特別席を用意していただきまして、ありがとうございました。