しだみ古墳群ミュージアムがオープン

4月1日、しだみ古墳群ミュージアムがオープンしました。

ミュージアムは我が家から東へちょうど1㎞の距離なのでハチの散歩コースにありまして、プレオープンの3月30日と31日には3回も行ったのに人が多すぎて1度も展示場には入れないありさま。マジかよ!
2日間は入場無料だからなのか、先着1000名には記念品がもらえるからなのか、それとも古墳にコーフン協会の”まりこふん”さんのライブがあるからなのか、とにかく人だらけで、世の中に古代史ファンってこんなにいたっけ?
仕方ないので4月1日の正式な開館日に行ったら、あれまぁすんなり入れました。

あっ、赤塚先生だ!

入り口で赤塚先生とお会いできて、いきなりラッキー。
赤塚次郎先生は「幻の王国・狗奴(くな)国を旅する」の著者でして、アカデミズムでは内容を否定する学者もいますが面白い説を発表されてます。
普段は愛知県犬山市の青塚古墳を主な拠点にされていて、古代爾波(にわ)の里・文化遺産ネットワークの理事長さんです。
青塚古墳へ行くと、ガイダンス施設にいらっしゃる古代史女子の大塚さんにいつもお話を伺っているんですが、
出てくる名前が赤塚、青塚、大塚って、良くできてるでしょ。

で、ミュージアムにはしだみ古墳群の中の大塚古墳から出土した…………また”大塚”だ!…………三環鈴(写真:1)や五鈴鏡(写真:2)などが期間限定で京都大学から里帰りしてまして、これ欲しい!

三環鈴は奈良県の天河弁財天さんで販売されている金や銀のものと同じ形なので、何とかこいつをこっそりと手に入れたいのですがルパン三世にはなれない。残念。
出土した鈴の類や甲冑を再現したのが写真:3でして、古墳時代にこんな王様(一族の長)がいたんですね、この地にも。

写真:4はしだみ古墳群から出土した巫女さんの埴輪なんですが、”しだみ”と”巫女”が合わさって”しだみこちゃん”というキャラクターになってます。左上にストラップが写ってますでしょ。
それにしても安易なネーミングだ。安易すぎるぞ。
ちなみに”しだみ古墳群ミュージアム”も略して”しだミュー”と呼んでるらしく、もっとセンスの良い奴はいないのか、って。
愛称で呼びたいのなら固有名詞を考えろよ。

まぁいいや。

入場料は200円ですし、この地区はボクの地元で小中学校の学区なので、ぜひ遊びにいらしてください。

そういえば、ミュージアム内で同級生の高木君とバッタリ会いました。中学校を卒業して以来、40年ぶりです。

高木君の家は東谷山(とうごくさん)の中腹にあるため、庭を掘れば弥生~古墳時代の土器や埴輪が出てくるかも。なにしろ彼の家の周辺だけで70基近くの古墳が見つかっているんですから。

公式サイト「歴史の里 しだみ古墳群」
https://www.rekishinosato.city.nagoya.jp/


写真1


写真2


写真3


写真4