つい数日前(9月30日)までは暑い暑いと文句を言ってましたが、10月に入ったその日の午後から急に涼しくなり、3日には早朝散歩でハチのリードを持つ手がかじかむほどの寒さになりました。
アパートに戻ってNHKのデータ放送で気温を確認したら6.2度でした。半袖からいきなり手袋ですか。やりますなぁ、白馬村。
ちなみに10月3日は登山(10・3)の日なんですってね。この日は快晴でした(写真 1)。
ところが西(北アルプス側)は快晴なのに東を見ると曇っていて、白馬駅方面には霧が立ち込めてました(写真 2)。
アパートから駅へ向かうほど標高は低くなり霧は低地に溜まっていたのですが、気温が高くなるにつれて霧がこちら(標高が高い方)へ広がってきて、20分後には何も見えなくなってしまいました。エジプトでホテルの窓からピラミッドを眺めていたら砂嵐が始まり、1分後にはピラミッドが消えてしまったんですが、それと同じでした。
やがて砂嵐がおさまるとピラミッドが現れたように、しばらくして霧がはれたらまた北アルプスも姿を見せてくれました。生きた芸術ですね。
その後は絶好の登山日和になりまして、今回はスポーツ話題です。いや、スポーツ用品店話題です。
白馬村やその周辺はウインタースポーツや登山以外にもアクティビティスポーツが盛んで、青木湖や木崎湖ではカヌー・カヤック・ウェイクボードや、サーフィンのようなボードに立ったまま漕ぐサップ。姫川などではラフティングだとか、渓流を滑り落ちるウォータースライダー。
八方尾根スキー場ではパラグライダーやプチ熱気球体験。
岩岳スキー場や白馬47スキー場ではマウンテンバイクでのダウンヒルや、カートで山を走り降りるマウンテンカート。
他にも山のてっぺんに巨大ブランコがあったり、本格的なフィールドアスレチック。空中に張ったロープを自転車で渡る自転車つなわたり等々、魅力的なものからちょっと恐ろしいものまで盛りだくさんです。
だからでしょうか、白馬村には駅周辺~八方尾根スキー場までの間にスポーツ用品店・アウトドア用品店が神保町~小川町なみにあるんです。
メーカーの直営店ではパタゴニア、ザ・ノース・フェイス、モンベル等。
スノーピークなんてキャンプ場を備えた大きな施設がボクのアパートから100メートルほど南にありまして(写真 3)、隈研吾さんのデザインなので木材が多用してあります。
けどここ、施設は充実してるんですけどお値段も一流で、キャンプ場一泊の料金が、奥飛騨温泉で各部屋に露天風呂が付いてる人気の料理旅館と同じでした。
他にも登山用品の好日山荘や、スキーをメインに扱う複数の地元スポーツ用品店。さらには個人経営のスノーボード専門店もいくつかあり、ひょっとしたらオーストラリア人多発地帯にも何かあるかもしれません。近年は近寄ってないので判りませんけど。
別にオーストラリア人を避けてるわけではなく、彼等が多発する地区からは北アルプスがあまり見えないのでその地区へ行かないだけです。
白馬村ならどこからでも北アルプスの雄大な景色が見られるという訳ではなく、人が暮らすエリアに限れば本当に美しい景観なのは2割程度ではないでしょうか。北アルプスがまったく見えない地区さえありますからね。
余談ですが、登山用品の好日山荘は、“日々是好日”から貰った“好日”だと思いますけど、日々是白馬村はもちろん“日々是好日”からのパクリです。
白馬村の人口は9月26日に役場で確認したところ8406人。うち外国人登録者が463人いますが、まぁ彼等も村民と考え、8千4百人に対してスポーツ店の数がスゴいですよね。
神保町~小川町にスポーツ用品・アウトドア用品店がどれだけあるのかは知りませけど、人口密度からいったら白馬村の方が店は絶対に過密だと思います。まだどこのお店にも立ち寄ってませんけど。
ボクはこれまでの仕事をすべて終わりにして、さらに新規の仕事もお断りして白馬村へ来てるので贅沢ができないんです。
なので品質はいいけど値段も高いというものには触れないようにしています。
9月のいつだったか、スノーピークの施設内で地ビールのイベントがあって、音楽の演奏も聞こえてきました。誰でも参加できたので行きたかったんですが節約生活を強いられているため、ペドロ&カプリシャスやイルカのCDを聴きながらハチと部屋で過ごしてました。
ジョニーへの伝言とか五番街のマリーへって何度聴いても色褪せませんね。
なごり雪や海岸通りなんてマジで泣けてくるし。
大晦日の紅白は昭和の懐メロにしてくれ。