[骨の妙味 02]

最近はゼンソクの子供が増えているようで、今までの経験から判断すると、左右の鎖骨と胸骨の繋がり目から、鎖骨の下側をそれぞれ両サイドへ触っていくと、皮膚の下にヌルッとしたものを感じる箇所があります。

それを親指でゆっくりと散らしてやれば、改善される場合が多いと思われます。

ゲームやパソコンによる目の疲れは呼吸器に悪影響を及ぼしまして、子供の場合は特にそれが如実に現れます。
福岡でも東京でも愛知でも、整体教室の参加者様にはその場で対処の仕方をお教えしますので、申し出てください。

1997年の12月、ポケットモンスターを観ていた子供たちが呼吸困難に陥り、全国で550人が入院しました。連続した激しい光が原因ですが、目から入った極端な刺激は、呼吸器に障害が出ることを証明した事件でした。

ですが、今回は少し違った見方を考えてみます。

例えば“ああしなさい、こうしなさい。これはダメ、それもダメ”の親に育てられた子供は、ゼンソク持ちの確率が高くなるようです。

無意識に親へ抗議しているんですね、窮屈な想いをしている子供に代わって、緊張を強いられている身体が。

また、強情な子供は腰に問題があるため、お母さんが腰に当てて気を流しつつ温めると効果が期待できますし、子供の移り気は胸椎6番に異常があるようです。

ゼンソクからズレてしまいましたので戻しますと、場合によっては胸椎3番か4番に問題があるかもしれません。

直接お子さんの身体を触ってみないことには判断できませんが、子供の場合、難しい操作は必要ありませんので、肩甲骨からか直接3番4番がゆるむ方法を考えてみましょう。

また、目の疲れは偏頭痛の原因にもなりまして、極端な疲れになりますと、頭蓋骨の両側で耳の上あたりが盛り上がってきます………が、今回のテーマはゼンソクでしたので、これにて終了。