[骨の妙味 03]

脛椎(首の骨)5番6番はけっこう面白い骨でして、野口晴哉先生によると霊力がある人は脛椎5番6番が左にずれているのだそうです。
そして、商売がヘタなんですって。
ということは、商売上手な人は脛椎5番6番がまっすぐなのか?

ある霊能婆さんが首の痛みを治してほしいと、野口先生を訪れました。
野口先生は、治すのはいいけど商売ができなくなるぞと申されたそうですが、婆さんはとにかく首が痛いので脛椎5番6番を正してもらいました。

が、しばらくすると婆さんが再びやってきて、霊力がなくては仕事ができないということで、また5番6番を元に戻してもらったそうです。

婆さんも面白いけど、野口先生はもっとすごい。
どんな技なんだろう。

高所恐怖症は、まず下がってる腰椎3番を上げてから脛椎5番6番を左から正常にすればいいらしい。

脛椎5番6番は胃にも関係しますけど、胃については他にもあちこちに表れまして、胸椎(肋骨とつながってる骨)の5番6番が右にずれていると胃酸が増えるそうです。

食べ過ぎを抑えるのは右足首とかモモの筋肉とか。
これは整体教室でも試してみましょう。

野口先生によれば、断食をする場合は胸椎11番をゆるめると苦しみが少なくなるそうですが、行者の場合、楽して断食しようという精神に問題があるような。

若い女性で生理が止まってしまった場合、胸椎11番を刺激します。
これについては何度も成功していますので、難しい技術ではありません。
個人的に胸椎11番は好きです。

精神的な胃潰瘍も胸椎11番12番を診るそうですが、この操作は肩甲骨や鎖骨も連動しているらしく、しかも胸椎7番8番も操作が必要らしいので、こうなるとお手上げです。
なので胃潰瘍は他の方法で対処します。

胸椎4番と7番がへっこんでいると癌の疑いがあり、何度か触ったことがありますが、実際はどうだったのか聞いてません。

癌で思い出しました。
次は飛騨高山で店をかまえる神棚屋のオヤジの話をします。