日々是白馬村 part 37

梅雨に入り白馬村は雨が続いてます。雪は降ってくれません。
雨でも嬉しいのは今週に入り(7月8日以降)毎日の最高気温が22~24度で過ごしやすいということ。クーラーは必要なく、湿度が高くて少々ジメジメする日でも扇風機を弱でまわしていれば大丈夫でした。やっぱり名古屋とは違いますね。最低気温も18~19度が続いているので、ハチの早朝散歩がとても気持ちいいです。

それで、雨で悲しいのはもう何日もアルプスが雲に隠れてその姿が見られないこと。
何日かに一度、数分~数時間ぐらい部分的に姿を見せてくれることはあるんですよ。あるんですけど写真を撮りたくなるような景色ではないので、しばらく山を写してません。
先月(6月)後半からの約1ヵ月間に撮った写真を確認してみたら、アルプスが写った写真はこれ1枚しかありませんでした。(写真 1)

15歳を迎えた数日後、散歩で松川橋を渡るハチです。

6月に入ったころでしたでしょうか、ハチの散歩が短くなってしまった時期がありました。やはり後ろ足が痛いのだろうか?
無理に歩かせる必要はないので歩きたがらないときはすぐに帰ってきてたんですが、誕生日(6月20日)を過ぎたらいきなり元気復活で爆歩きが始まりました。
雨が降ってなければ2㎞前後の散歩を1日に3回、日によっては4回。トータルで10㎞近く歩いてしまうこともあるんです。
気分がいいのか、後ろ足の調子がいいのか、そんなときはどこまでも突き進んで行き、嬉しそうに歩いているのでそのまま歩かせていると急に立ち止まることがあり、ヤバい父さん、遠くへ来すぎたかもしれないという顔でボクを見上げるのでなんともなりません。
だーから言わんこっちゃない。仕方ないのでそんなときは抱っこして帰ります。2㎞以上抱っこして帰ったこともありますが、抱っこしたまま歩くのってメチャクチャ疲れますね。背中が痛くなりました。

それで、散歩中の楽しみは写真を撮ることなんですが、山を写してないので最近は花ばかり撮ってます。いろいろな花が次から次へと咲くので嬉しいんですけど、ボクの持っている「日本の野草・雑草図鑑」とか「茶花・山草図鑑」には出てない花が多いので名前が判りません。次に大町へ買い物に行ったときに蔦屋へ寄って花の図鑑を買ってきます。樹木図鑑と野鳥図鑑も。
田舎はどこでもかもしれませんが白馬村もとにかく野鳥が多くて、今まで聞いたことがない鳴き声で楽しませてくれます。

花で思い出しました。
白馬村は雪国なのでボクが一番好きな香りのクチナシは咲きません。二番目に好きなジンチョウゲも咲きません。キンモクセイもジャスミンも咲きません。
どれも寒さに耐えられないんですって。アパートの隣りの太田造園さんで聞いてきました。なーんだ、いい香りの花は全部ダメなのか……………
とガッカリしていたんですが、先日ハチの散歩中にジンチョウゲのようなジャスミンのような香りが漂ってくるではありませんか。
えっ、ナニこの匂い?

ありました。耐寒性を持った香り豊かな花が。花といっても樹木に咲く花で、ネムノキでした。その日以来あちこちで咲いているのを見かけます。タケボウキを小さくしたような形のピンクの花を。
ネムノキの花ってこんなに香りが強いんですね。良かった。白馬村にも香る花があって。

それで最近撮った写真で名前の判らない花以外のものは、マンホールだとかアマガエルだとか初めて見た木(けむりの木=スモークツリー)とか遮断機も警報器もない踏み切りでいきなり目の前を列車が通過した瞬間とか、そんなのしかありませんでした。(写真 2~5)

他にも写真はあるんですが、今でも国道沿いに残されてる電話ボックスだとか白馬駅に掲げられたら永原悠路選手(白馬村在住)のパリオリンピック出場(スケートボード・パーク)祝いの横断幕だとかオーストラリア人が自転車で側溝にはまって転んでる姿とかしかなく、写真としてお見せするほどではないので今回はこれで終わりにします。

そうそう、遮断機も警報器もない踏み切りなんですがここはいつもハチと渡っていて、列車が通る前になると遠くから他の踏み切りの警報音がかすかに聞こえてきますし、通過する列車は必ず手前で警笛を鳴らすので、人がはねられることはめったにありません。