浜松ホトニクス

報道ステーションが退屈なニュースになったのでチャンネル変えたら、小柴昌俊教授が出てて
「なんじゃ?」
と思ってるうちにスーパーカミオカンデが出てきて
「なんじゃ?なんじゃ?」
と驚いてたら、次に巨大な光電子増倍管が現れたので
「なんじゃ?なんじゃ?なんじゃ?」
で、カンブリア宮殿が浜松ホトニクスの特集をしてました。

浜松ホトニクスの名前はこのコーナーにも何度か出てきますし、次の「遷都高天原」でももちろん出ていただいてます。
何しろ、1987年にカミオカンデで人類史上初の超新星爆発によるニュートリノを観測できたのは、浜松ホトニクスの光電子増倍管のお陰ですので。

小柴教授が浜松ホトニクスにムリヤリ作らせた直径50㎝の光電子増倍管は、1本約40万円。
その光電子増倍管をカミオカンデは1050本必要としましたが、予算の都合上、小柴教授は1本につき13万円しか支払えず、浜松ホトニクスは約3億円の赤字だったそうです。

しかし、今やその技術力の高さが世界中で評価され、セルン(ヨーロッパ合同原子核研究機構)や、南極の高エネルギーニュートリノ検出施設「アイスキューブ」などでも浜松ホトニクスの光電子増倍管が使われていて、素粒子研究においてなくてはならない存在になっています。

浜松でお世話になっている人の友人が浜松ホトニクスで働いているそうで、スーパーカミオカンデで使っている光電子増倍管の不良品をもらってきてと頼んだけど無理でした。

カンブリア宮殿を観ていて驚いたのは、レーザー核融合の技術。
核融合については、岐阜県土岐市の核融合科学研究所へ何度か見学に行ってますが、ヘリカル方式で………といっても説明すると長くなるので省略。
レーザー核融合は技術的に無理だと聞いていましたが、浜松ホトニクスは成功してるじゃないですか。

海水1トン中に33グラム含まれる重水素を取り出して、それに光を照射していましたが、その光はフェムト(10のマイナス15乗=1000兆分の1)のスケールまで圧縮して云々?
意味わからん。

浜松ホトニクスは見学可能なんだろうか?
トヨタの工場見学へ行くと、お土産にミニカーがもらえるけど、浜松ホトニクスは見学に行くと光電子増倍管のストラップとかがもらえたりしないだろうか。
セルンにコネができそうなのでジュネーブまで行くつもりになっていたけど、その前に浜松でした。