「赤土」

「宇陀の歴史は逆さ吊り」
「宇陀でお待ち申す」
というわけで宇陀が止まらず、とうとう大宇陀の阿紀神社旧跡地のお山へ赤土を採りに行きました。
大型書店の古代史・民俗学コーナーで「赤土」について2時間も調べたのに答えは見つからず、仕方ないから大きな図書館へ行こうと思っていたところ、東京からこんなのが。

赤いお土は魔を除ける…………

赤いお土は魔を除ける

身体に塗れば入られず

神に捧げる器になれば

聖別さるる土器となる

遠き昔のことなるが

赤いお土に塩と酒

混ぜ混ぜ捏ねて御団子(おんだんご)

作りて積んで捧げたものよ

だそうですので、仕事を済ませてから最近は頻繁に訪れている大宇陀へ寄りました。
歴史に残る天香久山の赤土とは、実は大宇陀のとあるお山の赤土ではなかろうかとの見解があり、そのお山で赤土泥棒をしてきました。
何しろ「宇陀の歴史は逆さ吊り」ですから。
泥棒といっても、ちゃんと御団子にしてお返ししますけど、何が始まっているのでしょうか?

奈良県には実際に赤膚(あかはだ)焼きなるものがあるそうで、今でも作られていると聞きました。調べてみます。
どうやら赤土にお塩とお神酒を混ぜこんで焼くらしく、まさに御団子ならぬ御皿ですね。

それと、最近は奥飛騨でも東吉野でも、引っ張られる社はナゼだか和歌山県の伊太祁曽(いたきそ・いたけそ)神社からのご分霊ばかりなので、社の前で笑ってしまいます。
脱神社宣言した(させられた)んだから、もう行かなくてもいいと思ってたのに。
素粒子の加速器とかスーパーカミオカンデとかJAXAに呼んでもらいたいんですけどね、ホントのところは。