「遷都信濃国 vol.6」

685年(天武13)に天武天皇は三野王(美濃の王)を信濃に派遣し、その年に現在の松本市朝間温泉に行宮を造って信濃遷都を具現化しました。
天武天皇はどうして信濃の地を遷都先に選んだのでしょう。

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長野市内には現在でも「尾張」の名前が残っていまして、町名としては北尾張部(きたおわりべ)と南尾張部、そして尾張神社も存在しています。
近くには美和神社もありまして、境内入口の鳥居が、奈良県桜井市大神(おおみわ)神社の拝殿奥に隠れる三つ鳥居(三輪鳥居)ですので、御祭神はニギハヤヒでしょう。
もちろんのこと尾張国一ノ宮の真清田(ますみだ)神社も、東谷山の尾張戸(おわりべ)神社も御祭神はニギハヤヒです。

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同じ長野市で、松代の皆神山はかつてUFO神社が話題になりましたが、山頂の皆神神社境内には熊野出速雄(くまのいずはやお)神社があります。
御祭神の一柱「古人大兄皇子(ふるひとおおえのおうじ)」は、645年乙巳(いっし)の変で蘇我入鹿が殺害された後、古人大兄皇子も謀反の疑いで中大兄皇子(天智天皇)に殺された………ことになっていますが、実は皆神山に隠れていたとしたら…………

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「時空間日和」2/7 in 一宮市

2月7日(土)、愛知県一宮市で「時空間日和」開催。

「時空間日和」は前半と後半でテーマが異なる2部構成になっており、映像や音楽に合わせたナレーションと、その間を綴るトークが三次元世界と異次元を結びます。

前半のテーマは”時空を超えた意識”を身につけることです。
エジプト・イスラエル・シルクロードなどの映像とともに時空を超越した感覚を体感し、さらにはそれを日常の生活の中でも活かすことができれば、それが多次元的な生き方につながるはずです。
未来はすでに経験した過去かもしれず、過去は今後に経験するであろう未来だとすると…………これまで信じてきた時間の概念を外してしまいましょう。

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「”一家に一人、便利なプチ整体師”養成教室」

12月で神戸教室5級クラスと美濃教室4級クラスが終了いたしました。
第2期美濃教室5級クラスも1月に終了予定で、2月からは京都・米子・第2期福山教室の5級クラスが始まります。

毎回のことなんですが、わずか5日間のコースでよくぞそこまで成長されたと感極まる想いが溢れてきます。
5級クラスの場合、最終日は独自で内容を組み立て、時間配分も考えながら相手に整体する練習をしますが、ほとんど誰も質問せずに自分で感じ、自分で考え、与えられた時間をこなしてまして、感動的であり、ボクとしては暇です。
福岡教室なんて、その時間中に「大丈夫ですか? 何か質問は?」と聞いたところ、「集中できないから話しかけないで」って。
大したもんでしょ、ホント。
“一家に一人、便利なプチ整体師”、いっちょアガリです。

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「遷都信濃国 vol、5」

草薙剣は尾張氏の血筋が海を渡ってやって来る以前から、代々受け継がれてきた剣なんじゃないんでしょうかねぇ?
それで、ヤマトタケル(と呼ばれてる人)は剣を身内から直接受け継いだか、それとも尾張氏の血を引くミヤズ姫かその親族である誰かから託されたのか。
少なくとも伊勢で授かったのではないでしょう。

もしもですよ、崇神天皇の皇后で尾張氏の娘の大海媛が剣を受け継いでいて、それを皇子の八坂入彦に託し、さらに入彦は娘の八坂入姫が嫁入りの際に授けた。
八坂入姫は景行天皇に嫁いだことになっていますが、景行天皇は紀元前13年生まれで、亡くなったのは143歳(古事記では137歳、日本書紀は106歳)のデタラメな設定です。
実はヤマトタケルの存在を隠すために景行天皇を創作してヤマトタケルにかぶせた。
本物のヤマトタケルは景行天皇になってしまっているので、別人でヤマトタケルなる皇子を出現させて荒々しく描くことでヤマトタケルを陥れ、その功績を景行天皇のものにしてしまった。
で、あとはヤマトタケルがどこかで死んでくれればいいわけで、その舞台を伊吹山にしたのだとしたら。

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「遷都信濃国 vol、4」

播磨の国の風土記にも尾張氏の名前が出てきます。
また、尾張氏をたどると奈良県葛城の高尾張邑(たかおわりむら)に至りますが、まずはvol.3の続きで美濃の神淵神社についてを。

天武天皇(当時はまだ大海人皇子)が美濃の神淵(かぶち)神社にスサノヲを祀ったのは(伝承が正しければ)”壬申の乱イブ”と言っても過言でない672年6月のこと。
美濃の国の一ノ宮、南宮大社は金山彦が祀られているほどなので、天武天皇は戦いに際して鉄と火の神々から守護を受けたかったのだと思います。

神淵神社は本殿東側に「蛇骨神社」がたたずみ、御祭神は麁正之剣神霊(アラマサノツルギノシンレイ………十拳剣の別名)。
本殿西側の「蛇尾神社」は御祭神に草薙之剣神霊が祀られています。
奈良県天理市の石上(イソノカミ)神宮が大和の国の武器庫であるように、ここ神淵神社は美濃の国の剣保管庫のようで、「遷都高天原」の325ページ~に詳しく書きました。

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「遷都信濃国 vol.3」

大海人皇子。おおあまのおうじ、即位前の天武天皇です。
この”おおあま”って何でしょう?

大海人皇子は尾張の国とも縁が深く、大海人の”アマ”は海部氏の”アマ”ではなかろうかと考えられています。
また、海部氏といえば丹後の籠(この)神社を思い出しますね。
籠神社の御祭神は天火明(アメノホアカリ)、ニギハヤヒであり、海部氏始祖にあたります。
尾張連はニギハヤヒの子アメノカゴヤマが祖でして、んー、天武天皇はどのような繋がりがあったのでしょうか?
そして尾張氏とは?
尾張氏は近江や丹波とともに歴史から葬られたままになっていますので、ぜひとも謎を明かしたいです。

ヤマトタケル(と呼ばれてる人)に戻りますが、父(ということになっている)景行天皇には、美濃の久々利(くくり)から八坂入姫なる娘が嫁いでいます。
八坂入姫は第13代成務天皇の母であり、ヤマトタケルにとっては叔母さんになります。

八坂入姫の父は八坂入彦。
八坂入彦の父は第10代の崇神天皇で、母は尾張大海媛。
ん、大海?

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「遷都信濃国 vol.2」

天武天皇(大海人皇子)が壬申の乱において大友皇子に勝利できたのは、美濃・尾張の協力があったからに他ならないんですが、尾張氏については長くなりすぎるので、まずは美濃のお話から。

不破関が置かれた関ヶ原から岐阜方面へ向かうこと約5㎞で南宮大社に着きます。
隣の大垣市赤坂町の金生(きんしょう)山は純度の高い赤鉄鉱の鉱脈があり、数十センチ掘るだけで良質の鉄が採取できました。
そのため古くから製鉄が盛んで、製鉄技術を持ち込んだ部族を金山彦として祀ったのが南宮大社なのでしょう。

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「遷都信濃国 vol.1」

「遷都高天原」を今さらながらですが、天武天皇に捧げます。天武天皇はいらないでしょうけども。

現在の長野県松本市、浅間(あさま)温泉界隈への遷都を望みつつ、果たせぬまま想いを断たれた天武天皇。
なぜ天武天皇が信濃の国に遷都しようとしていたのか、今のところ真相は謎のままですが、研究家の見解あれこれにプラスして、現代人の一般的歴史観からは読み取れないであろう呪術的側面を織り交ぜて真相に迫ってまいりたいと思います。

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「佐々木ファーム part1」

洞爺湖と羊蹄山が間近に迫る、大自然豊かな北海道洞爺町。
映画「しあわせのパン」の舞台になった村上さん宅は、「弥栄三次元」にも出てきまして、ご夫妻は貴史(本名:貴仁さん)とさゆり(本名:さゆみさん)の名前で登場していただいています。
「弥栄三次元」の151~161ページと165~171ページです。

佐々木ファームの”ありがとう農法”は、4才だった長男の大地君が突然天国へと旅立ったことをきっかけに、貴仁さんとさゆみさんご夫妻が始めた無肥料無農薬の栽培法です。
紆余曲折を経て、今や”ありがとう農法”で育った野菜は、全国のレストランや消費者に愛されるようになりました。

当時はまだ”ありがとう農法”とは名付けられてませんでしたけども、農業を営むご夫妻に、たった4才の大地君が大きな大きなヒントを残してくれたんです。

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「オアシス21 part2」

先日打ち上げに成功した”はやぶさ2”は52億㎞の旅をして地球に帰還する予定で、心より道中のご無事をお祈りいたします。
名古屋は「52」と深い縁がありまして、それにつきましては数霊シリーズで何度も取り上げていますが、「オアシス21」も数にすると「52」になります。

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