法被が完成

今年2022年は諏訪大社で6年に一度のオンバシラ大祭。
やっと新しい法被が出来上がりました。

法被だけでなくTシャツやウインドブレイカーもすべて新しくしてやりました。

本来はもっと早く出来ていたはずなんですが、何しろコロナ騒動で4月の「山出し」は上社(前宮・本宮)も下社(春宮・秋宮)もオンバシラをトレーラーで運搬することになる始末。

戦時中でさえ人力で曳行していたのに、1200年を超える歴史の中で初めてのことです。

「山出し」とは、オンバシラを山奥のオンバシラ置き場から人里まで曳行することで、それをトレーラーで運んじゃったもんだから、途中の急坂でオンバシラを滑り落とす「木落し」も、オンバシラごと川に突っ込む「川越し」も中止。
特に「木落し」はこの6年間ずーっと楽しみにしていたのにがっかりで、それで法被の製作も遅くなっていたんです。

ほんと、下社の木落しはメチャクチャ迫力がありまして、ときどき人が死ぬんですけど諏訪の氏子はやめない。
「川越し」でも「建てオンバシラ」でもときどき死者がでますが、諏訪の氏子は絶対にやめないんです。やめる訳がない。警察や消防は困ってますけど。

それで、5月の「里曳き」では神社の境内まで人力でオンバシラを曳くことに決まったんですが、どうやら参加にはかなりの規制があるらしく、氏子でさえすべての人が参加できるか判らない状況なので、おそらく部外者の参加は無理でしょう、表向きは。なのであきらめたふりをして現地に行きます。

もし諏訪大社がダメでも、その後におこなわれる各地域の神社でのオンバシラには参加できるでしょうし、すでにいくつか手を打ってあるのでしばらくは諏訪通いが続きそうです。

「御柱」
樅大木連発奥山
木遣響滑坂越川
氏子曳綱至人里
境内建四隅成神

樅の大木が連なりて奥山を発ち
木遣りが響いて坂を滑り川を越す
氏子が綱を曳いて人里に至れば
境内の四隅に建って神と成る

祝 式年造営御柱大祭