日々是白馬村 part 20

白馬村にちゃんとした雪が降り、やっと白銀の世界になりました。
それと、山が10日ぶりぐらいに姿を見せてくれました。
あと、村がガイジンだらけになってます。
順番に話しますね。

降ったんですよ、ちゃんとした雪が。
ということはちゃんとしてない雪があるのかというと、あります。
天気予報などで“水分を多く含んだ重たい雪”と表現される雪のことです。
言いたいことは判りますけど、そもそも雪は元々が水分なのでその言い方にはちょっと違和感があり、固体になりきらないまま降ってきたか、あるいは地表に近づくにつれ液体に違い状態になったものがそれなので雪としては熟してないわけで、だからちゃんとしてない雪なんです。ちゃんとしてない雪はすぐ溶ける。
ところが冬至(22日)は最高気温もマイナス3.7度にしかならず真冬日だったり、24日は最低気温がマイナス9.8度まで冷え込んだりで、やっとこさちゃんとした雪が降りましてありがとうございます。

ちゃんとした雪が積もったのでハチの散歩コースのいくつかが立ち入りできなくなってしまいました。
アパートの裏から続いている林の中の小路や、川沿いの静かな遊歩道、広大な畑をつらぬく細い農道など、雪に埋もれてしまったんです。
けど今日(26日)、一番好きな農道に人と犬の足跡が付いていたのでハチと突入してみました。けど小さなハチにはやっぱり無理で、途中で引き返すことに(写真 1・2)。

ここ10日間ほど山が雲や霧に包まれていて、ほとんど姿が見られませんでした。
ひょっとしたらもう無くなってしまったのだろうか。
それを知らせないために政府が霧を発生させて事実を隠してるのかもしれないぞ。なにしろ隠すのは得意だからな、裏金とか。
それともモサドの仕業なのか。ガザ地区だけでなく北アルプスまで破壊しやがったのか?
などと心配していましたが大丈夫でした。
まずは今朝の散歩で霧の中から唐松岳が姿を見せてくれました(写真 3)。

そして陽が昇り、ハチと2回目の散歩に出たらちゃんとそこにあったんです、北アルプスが(写真 4)。

あー、良かった。お久しぶりでございます。

郵便局へ行ったら入り口まで人があふれてました。取り付け騒ぎでもあったのか?
しばらく待って中へ入ると、店内はオーストラリア人と中国人で埋め尽くされていて、郵便局の満員御礼を初めて見ました。
スーパーへ行ってもここは本当に日本なのかと思うほどで、むしろこちらがマイノリティになってます。
それに今日は最高気温が6.8度まで上がって暖かく、というより陽射しを受けると暑いぐらいで、オーストラリアの青年なんて半袖Tシャツで買い物してました。
別にいいんだけどさぁ、雪国白馬村の冬なんだからせめてトレーナーぐらい着たほうがいいと思うよ。ボクの隣りにいた地元のお婆ちゃんなんて青年の姿を見て固まってたもん。
で、そのお婆ちゃんがボクにこうささやきました。
あのガイジンさんは服が買えんのかねぇ?って。