日々是白馬村 part 21

明けましておめでとうございます。
今年も残すところあと366日になりました。
あっという間に来年ですね。

さて、昨年はついにあこがれ続けていた長野県民になりました。ボクの場合、あこがれるのをやめられませんでしたので。
そして半世紀以上も通い続けてきた北アルプスの麓に広がる白馬村にて、ハチとの暮らしを始めることもできました。
とはいえすべてがうまくいっている訳ではなく、実はいくつも問題を抱えているんですけど、紛争地帯で苦しんでいる人たちを想うとボクの問題など取るに足らないことばかりだから今日はいいや。
あっ、けどひとつだけ。昨年は栃木・福井・東京・福岡・岐阜から友人や教室の生徒さんが白馬まで遊びに来てくれたんですが、アパートがとにかく狭いし何ともならない欠陥住宅なので泊まってもらうことができず、今年はできるだけ早くここを抜け出すことに全力を注ぐ所存でございます。

新年最初の日々是白馬村はハチと雪景色にしました。
ハチは12月の冬至を前にして14歳6ヵ月になりまして、人間に換算すると74歳。あとどれだけ生きられるのか判らないような老犬をボクの勝手で無理やり雪国へ連れて来てしまい申し訳なく思っていますし、ハチもこう申しております。
「余も老けてまいりました」

大晦日と元日は雨や雪の予報で山が見られないでしょうし、実際に大晦日は雨が降ってました。なんで雨やねん。白馬村だぞ。
仕方がないので年末(28~30日)の晴れた日の散歩をお届けします。


(写真 1)
五竜岳をバックに撮影。目の前に広がる雪原を見つめてハチは何を思うのか。
きっと海援隊の「思えば遠くへ来たもんだ」を心の中で歌っているのだと思います。
ハチの真後ろが五竜岳で、その右側は唐松岳。左端、五竜スキー場の山頂付近右側に頭だけを覗かせてるのは鹿島槍ヶ岳。


(写真 2)
白馬三山が一番美しく見られる散歩道で陽射しを浴びながらのんびりお散歩。
雪でニオイが消えてしまい、どこでオシッコをしていいのか悩んでるハチ。
背後は白馬三山。木の幹の背後に見える右端のなだらかなピークは小蓮華山。左端は八方尾根スキー場。


(写真 3)
この日は気温が8.2度まで上がり、ザクザクになった雪の中を歩かされているハチ。
「えーっ、ここ行くのぉ。ねぇー父さん、フツーの道にしようよ。スターバックスへ行けば金髪のお姉ちゃんたちが遊んでくれるし」
そうなんです。晴天の午後にスターバックスのテラス席の前を通ると白人の観光客がたくさんいて、みんながハチを可愛がってくれます。
ちなみにオーストラリア人以外も白人の観光客の多くは愛想良く話しかけてくれるし、特に若い女性はハチの頭をナデナデしてくれてハチも喜んでます。
中国人も女性の場合はハチの相手をしてくれたり笑顔で挨拶を返してくれるんですが、何で中国人の男どもは……………新年のご挨拶でした。やめておきます。

夜も更けてまいりました。
酒瓶も空になりましたのでそろそろ寝ることにいたします。