サイエンスではありませんが、神道と宇宙開発を結びつける接点がニギハヤヒ尊でして、JAXAの関係者がロケット打ち上げ前に参拝する京都府八幡市の飛行神社や、零戦のプロペラがシンボルになっている奈良県大和郡山市の矢田坐久志玉比古(やたにいますくしたまひこ)神社も、御祭神はニギハヤヒ尊です。
ニギハヤヒ尊は天磐船(あめのいわふね)に乗って天降っているため、飛行の守護神にはニギハヤヒ尊が選ばれています。
かつて日本のロケット産業が打ち上げ失敗を繰り返した時代、関係者は全国の飛行関係の神を祀る神社を探したそうで、そのころからです。科学者たちが打ち上げ前にお祓いをしてもらうようになったのは。
JAXAは「はやぶさ」の打ち上げに際しても、プロジェクトマネージャーの川口淳一郎教授らが飛行神社へ参拝されているはずで、科学者といえども完全な無神論者ではないんですね。
計画が順調にいくようにと、ニギハヤヒ尊に手を合わせているんです。
奈良県大和郡山市の矢田坐久志玉比古神社は、宇宙開発やロケットの神様というより零戦の守護神のようで、かつては天理市あたりに東洋一の飛行場があり、飛び立った零戦はまず生駒山をめざし、そこを通過してから目的地に向かったのだと聞きました。
なぜ生駒山なんだろう。
生駒はニギハヤヒ尊が隠されていて、日本の本来の守護神を先人たちは知っていたのでしょうか。
それで生駒山の上空を通過して、ニギハヤヒ尊のミタマを守護神に迎え入れたのか?
戦時中はたとえ天皇陛下万歳であっても、命を懸ける兵士が本気で向かうのは真なる守護神。
その守護神がニギハヤヒ尊だったのか、それとも天皇陛下へとつながる神武天皇の神話を真に受けた上層部たちが、神武天皇と生駒山とを結び付けていたのでしょうか。
それについては今後も調べてみます。
JAXAの宇宙開発やロケット打ち上げとニギハヤヒ尊を結びつけることで、スピリチュアルサイエンスの幅がさらに広がりそうです。
現在JAXAは「はやぶさ2」の打ち上げを計画しておりまして、打ち上げ前には今回も飛行神社へ参拝されるのではないでしょうか。
筑波のJAXA宇宙センターやJAXA相模原キャンパスで、「はやぶさ」がイトカワに軟着陸する際の質問を次々としてみたところ、イトカワにぶつける金属玉の話がメチャクチャ面白かったです。
イトカワにはその元素は絶対に存在してないであろう素材で玉を作らないと、持ち帰った物質に含まれる元素が、玉が擦れて出たカスなのかイトカワの成分なのかが判らなくなってしまうためだそうです。
イトカワにはその元素が絶対に存在してないってことを、地球上からどうやって調べるんでしょうね。
μニュートリノ418