数霊話題は次作の完成を待っていただくことにして、関係ない話題をひとつ。
昨年暮れにフランスのスキー場で大怪我をして、一時はかなり危険な状態だったミハエル・シューマッハ氏が退院されたそうな。
かれこれ14年前、世界の頂点に立つ人の哲学を間近で感じたく、シューマッハ氏に近づこうとしましたが……………
ミハエル・シューマッハ氏が来日して日本のレースに出場していたころ、正直なところあまり好きではありませんでした。
いえ、端的に言えば大嫌いでした。生意気で鼻っ柱の強そうなドイツ野郎めが!
シューマッハ氏はやがてF1ドライバーに昇格し、ベネトンチームに所属してたころ、ボクはフィンランドの貴公子ミカ・ハッキネンを応援してまして、あのドイツ野郎をやっつけろ、って。
後にシューマッハ氏はフェラーリチームへ移籍しましたが、1999年イギリスGPのシルバーストーンサーキットでレース中に事故を起こし、足を骨折してしまいました。
その頃からです。あのサイボーグのようなにくったらしいシューマッハ氏から、人間らしさや弱々しさを感じるようになったのは。
なのでそれ以降、当時3歳だった健太と毎レース彼を応援するようになりました。
世界の頂点に立ち年間200億円稼ぐ男の哲学を肌で感じてみたい。
そう思い、それからシューマッハ氏へのアプローチを始めたわけですが、ファンとして会うのでは意味がありません。
シューマッハ氏がこちらを必要とする立場を確立しないことには、彼の生きざまや哲学に触れられませんからね。
作戦はありました。
そして実行しました。
結論から申せば、シューマッハ氏がこちらを必要とする立場にはなれませんでしたが、後日シューマッハ氏の関係者から手紙が届きました。
封筒の中には、フェラーリを応援する健太の写真が入っており、シューマッハ氏がサインを入れてくれてるではありませんか。
この写真、以前にこちらから関係者に送ったものでして、わざわざサインをして送り返してくれました。
「to ケンタ
ベストウィッシーズ
ミハエル・シューマッハ」
仕事の関係上、芸能人やプロのスポーツ選手からサインをいただく機会がちょくちょくありますが、ミハエル・シューマッハ氏はちょっと別格なので、他より大きな写真立てに飾ってあります。
退院後のリハビリも順調にいきますよう。