月別アーカイブ: 2025年8月

日々是白馬村 part 57

白馬村の大黒天さん。
ハチと散歩をしていたら何ヶ所かで大黒天さんが祀られていることに気づきました。どうして大黒天さんばかりなんだろうと気にし出したら見つかるわ見つかるわ、次から次へと発見しました。
海沿いの町とか港へ行くとたいていはヱビスさんが祀られています。特に佐賀県は日本一のヱビスさんだらけ県で、有明海との関係からだそうです。

今から約3000年前のこと。紀元前1000年頃にダビデ王がカナンの地(イスラエル。パレスチナといった方が正しいけど)に暮らす12部族をまとめあげて統一国家を樹立し、首都をエルサレムに定めました。
その際、統一国家に加わることを拒否した部族がいまして、エブス族といいます。
やがてダビデがこの世を去りソロモン王の時代になるとエブス族への締め付けがさらに強くなったので、航海技術に長けていたエブス族は故郷を捨て大海原を東へ東へと向かいました。
そんな史実をふまえ、数霊フィクションシリーズ「ヱビス開国」ではエブス族が対馬海流に乗ってたどり着いたのが対馬であり、和多都美(わたつみ)神社に祀られるイソラヱビスとはエブス族のことであるとの設定で物語を進めました。
エブス族は有明海にもたどり着いていたのなら、やはり佐賀県のヱビスさんも元はエブス族なのかもしれませんね。
七福神で日本生まれの神様はヱビスさんだけです。大黒天・毘沙門天・弁財天はインドから、寿老人・福禄寿・布袋は中国から輸入されてますので。けどヱビスさんも実はエルサレム出身だったりして。

エブス族についてを調べるため、一人でエルサレムを訪れたときのことです。
ダビデが統一した12部族の中でレビ族が祭祀を司るようになった理由について、現地を案内してくれた女性に尋ねると、彼女が思わぬ事を話してくれました。
「レビ族が祭祀を司っていたというのは表向きの話です。本当の祭祀はコヘン族なんですよ」と。
しかし12部族の中にコヘン族なんてのは含まれてません。そんな部族がいるのかを問うと、彼女はボクの目をギッと見据えて真剣な顔つきでこう話し始めました。

続きを読む