日々是白馬村 part 63

部屋の窓から白馬山麓に広がるスキー場のゲレンデが見え、右(北)から左(南)へ岩岳、八方尾根、白馬47、五竜が連なってます。
一番近いのは岩岳(スノーフィールド)で、かもしかリフトに沿ったゲレンデでは数日前からレースの準備をしているのが確認できてました。
どうやら長野県のスキー大会週間のようで、アルペンスキーの回転(スラローム)で高校生女子の部は白馬高校の選手が優勝してました。上位入賞者は女子が1位と4位。男子は4位と6位。
白馬高校は数々のオリンピック選手を輩出していてアパートの目の前にあるんですが、玄関からグラウンドの隅までは40メートルぐらい。
ちなみにボクが借りてる部屋は、白馬高校出身のオリンピック選手がかつて住んでた部屋で、その選手は冬季オリンピック3大会連続(ソチ・平昌・北京)でメダルを獲得されてるんです。今回のミラノ・コルチナ大会も出場されるのでは。まだ決定してないみたいですけど。

次の日もレースがあったのでハチと見に行きました。その日のレースは大回転(ジャイアント・スラローム)。
ゴール付近まで歩いて行くと、ちょうど選手のインスペクション(コースの下見)が終わり、レース前のコース整備をしていたのでタイミングとしてはバッチリかも。すると「レース開始2分前」のアナウンスが入り、やっぱりバッチリだ。
ハチを抱きかかえながら長靴でコース脇を登り、誰もいないエリアから優雅に見物することにしたんですが、長靴で雪の斜面を登ったら汗だくになった。白馬の冬は暑い。
で、レースはさすがに長野県の高校生だけあって、トップ選手の技術は驚きでした。
この日も女子は昨日優勝した白馬高校の選手が、男子も昨日と同じ選手(長野日大高校)が圧倒的なタイム差で優勝。男女ともに二冠を達成してました。白馬高校の上位入賞者は女子が1位と3位。男子は3位と4位。
(二冠を達成した両選手はその翌日におこなわれた国スポの長野県予選でも高校生の部で揃って優勝。長野県の絶対的エースですね)

ゴール前の緩斜面でスピードを保つためクラウチングで滑り抜けていく高校生レーサー(写真 1・2)

アルペンスキーのレースはコンマ1秒とかコンマ01秒を争うんですが、男子で優勝した選手は一人だけ異次元の速さでした。おそらく全国大会でも北海道の選手と互角に戦えるし、優勝も狙えることでしょう。
結果次第ではナショナルチーム入りを果たし、ついでにスポンサーも付いちゃったりして。もう付いてるかもしれないけど。
それで次の舞台はワールドカップ・世界選手権・オリンピックなどなど。スゴいですね。身体能力の高い人がちょっと羨ましい。

新聞にレース結果が詳しく出てました。魂消たのは男子大回転のタイム差です。
レースは2本滑って合計タイムで争うんですけどそのタイム差が、
2位と3位、0.68秒差
3位と4位、0.29秒差
4位と5位、0.06秒差
5位と6位、0.02秒差
ということで、本当にコンマ01秒を争うレースでしょ。
ところが1位と2位のタイム差は6.03秒もあり、2位以下の選手はたまったもんじゃないでしょうね。
今から40数年前、ワールドカップで連戦連勝を飾っていたスウェーデンのインゲマル・ステンマルクという選手がいました。
世界中の強者が集結するワールドカップでさえステンマルク選手は2位に5秒6秒のタイム差をつけて優勝しちゃうもんだから、0.01秒を争っている他の選手たちは
「ステンマルク以外でタイムが一番速かった者を1位ということにしよう。つまり2位が優勝ってことだ」
と話し合っていたそうです。笑える。もちろん冗談でしょうけど。
ダントツ高校生レーサーは志賀高原の出身らしく、関係者から聞いた話ではお父さんからかなり高度な技術指導を受けているとか。白馬高校の選手じゃないけど今後の活躍を楽しみにしてます。

村はやっと待ち望んだ雪景色になってきました。ラジオからは石川さゆりの白馬山麓冬景色が流れてます。
この景色の中で暮らしたいから白馬村へやって来たので雪不足は困るんです、精神的に。先シーズンみたいに毎日ドカ雪が続くのも困りますけど、肉体的に。
白馬山麓冬景色(写真 3・4・5・6)

前回(part 62)では、大迷惑富士山ローソンを真似た白馬版ローソンの撮影が失敗に終わったので、代わりにビック大町店の写真を出しました。屋根に蓮華岳・爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳が乗っかっているものを。
翌日、白馬村のビックへ寄ったらこちらも乗っかってました、白馬三山が(写真 7)。