日本書紀を読んだことはありますか?
一応は日本の正史とされていますが、これがまた摩訶不思議といいますかオタンチンと申しますか、読み方を理解しないと読んでいてちっとも面白くないですし、アホ臭くなってきます。それにときどき腹も立ってまいります。
ですが、読み方を理解すると思った以上に史実が隠されていて、本当は何が起きていたのかを読み取ることができるんです。
編者の苦労が偲ばれます。大変だったのでしょう、政府(朝廷)や政治家(為政者)の嘘や暴挙を隠しつつ真実を残すのは。
日本書紀で天武11年(682)8月12日に
「大地震があった」
とあります。
これは世の中の出来事を自然現象や天変地異として表している”讖緯説(しんいせつ)”であり、実際に地震が起きたのだと考えていては歴史を理解できません。
ではシンイセツで地震は何を意味しているのでしょうか?