区画整理真っ只中の7月8日、我が家の目の前にコストコがオープンしやがった。しかも朝5時半に。
オープンは8時の予定でしたよ。けど昨日の昼ごろから客が並びはじめ、今朝5時すぎにハチの散歩で店の前を通ったら知り合いに声をかけられて、オープンが5時半になりました、って。
目の前というのは少し大げさですけど、直線だと200~250メートル。面倒くさいのが来やがりました。だから引っ越してやるって決めてたんです。
区画整理によって我が家の地域にコストコが来るって決まったころから本気で移住を考え始めたんですが、移住とは寝床を引っ越すことなので、それを「越す床」と呼んでます。
幸いにも我が家とコストコの間には幹線道路が通っているので助かりましたが、もし同じ側だったら嫌がらせで何をするか判ったもんじゃなく、犯罪者になりそうで危なかった。
本当はさっさと「越す床」したいのですが、すぐに移住できない理由としてボクも区画整理でひとつのエリアの副会長になっていまして………………
実は、我が家のある名古屋市守山区の志段味(しだみ)地区は区画整理が日本でもっとも長引いている最悪の地区なんです。
志段味の中でも、上(かみ)志段味地区と下(しも)志段味地区はほとんど終了しているんですが、我が家のある中(なか)志段味地区だけはまだ全体の2割ほどしか済んでおらず、25年も前に始めておきながら2割ですよ。
通常の区画整理はだいたい7~10年程度。長くても15年あれば終わるんですが、中志段味地区は25年で2割だけ。しかも今現在は区画整理自体がストップしており、来年から再開される予定なんですが、完成までにあと25年はかかるんですって。アホでしょう。
ボクが副会長のエリアは真っ先に動き始めると思われますが、他の地区の住民は激怒しております。
そりゃそうですよ。区画整体中は自分の土地でも売ることができないし家や小屋を建ててもいけない。駐車場にしてもいけない。
いえ、正確にいえば売ることはできます。
けど、買った人も家は建てられないし駐車場に使うこともできないんです。
誰が買うか、そんな土地。バーロー!
さらにですよ。自分の土地なのにいっさい使用できないようにしておきながら、固定資産税は毎年全額分を払い続けなければいけないし、相続税が減額されることもありません。そんなアホ臭いことがずーっと続いて、さらにあと25年もかかるんだから怒らない訳がないでしょう。
でもって、区画整理のお陰で土地の値段が上がってあなたの資産が増えたので、固定資産税や相続税をもっと払いなさい、って。
テメーら、コノヤロー。いい加減にしろよ。ぶっ殺すぞ。
おっと、失礼。
あなたたち、ひどいわね。いい加減におし。ブチ殺しますわよ。
(名古屋市長の)河村君。あなたも(愛知県知事の)大村君のリコールなんてどうでもいいから、中志段味の区画整理を何とかしなさいって。
大袈裟でわざとらしい名古屋弁で喋らなくてもいいし、名古屋城の木造化のことばかり考えなくていいから。
それに知事の大村君はつまらん男なので放っておけばいいのです。
さて、そんな訳なのでついに健太が立ち上がりました。
本来ならば今ごろは中国へ戻って大学院に通っている予定でしたがコロナ騒動で行けなくなってしまい、騒動がどうなるかも読めないために就職はしてません。
なので住民を苦しめる名古屋市を相手取って訴訟を起こす準備をしてましたが、そうしたところで裁判は長引きそうなので止めにして、中志段味区画整理組合の理事に立候補しました。8月からは理事ですって。ヤルなぁ。
70代80代の爺さん理事たちは行政の言いなりなので、無理難題を押し付けてくる行政の暴走を唯一の若い健太(24歳)が止めてくれるよう、親としては全面的にバックアップするつもりです。
とはいえ、できれば早いところ「越す床」して長野県民になりたいんですけどね。
先祖がこの地へたどり着いたのが元禄13年(西暦1700年)。
以来、ボクに流れる血はこの地で320年以上暮らしてきましたが、静かだった田舎の村は騒がしい渋滞の町になってしまったため、そろそろこの地を去ることにしました。