[骨の妙味 36]

今回はアトピー性皮膚炎についてです。
まだ試した回数が少ないためにはっきりとしたことは申せませんが、ひょっとしたら痒みを抑えることができるかもしず、それが頭部第1調律点(通称、頭の1番)を中心としたオデコから髪の生え際にかけてのエリアです。
アトピー性皮膚炎ではありませんが、昨年10月にわざわざカリフォルニアから名古屋までいらっしゃったパーキンソン病のお客さんも、同じエリアの固く飛び出た箇所を2日間連続でゆるめたら、身体の動きもしゃべり方も驚くほどスムーズになり、本人もこちらもビックリでした。かなり時間がかかりましたけど。

カリフォルニアにお住まいなので続きができずに残念ですが、同じエリアがアトピー性皮膚炎にも効果があるとすれば、ポイントは前頭葉にあります。以前にも書きましたが、その続きです。

専門書によると、パーキンソン病は中脳黒質から線条体へ投射する経路でドーパミンが減少しているとのことですが、そんな話は専門医にお任せするとして、頭の1番をゆるめたことが前頭連合野に影響したのか一次運動野を刺激したのか、何かしら変化をもたらしたことは事実です。

アトピー性皮膚炎でも痒みが抑えられるとしたら、前頭連合野に何らかの影響を与えていることは考えられます。
前頭連合野のハタラキについても人に説明できるほど理解してないため省きますが、頭の1番は高ぶった感情を抑えるのと同時に過敏になった神経のハタラキを鎮めます。
過敏な神経が落ち着くことで痒みが治まるのでしょうか、とにかく全身から痒みがまったくなくなることがありまして、ぜひ他でも試してみたいですし試す価値はあると思います。
整体教室の卒業生は機会を見つけて試してみてください。そして結果の報告をお願いします。
頭の1番の押さえる強さや角度や位置、押さえている時間等で質問があれば連絡してください。
押さえる指はなるべく垂直にすることと、指の腹で”面”として押さえるのではなく、”点”で鋭く当てた方がいいかもしれませんので、それも意識しておいてください。

脳の興奮状態が続くと深い眠りができず、不安や心配がカタチを変えてユメに現れます。それで眠りの質がどんどん悪くなるわけですね。
眠りの質が悪いとその日その日の疲れが抜けず、髪の毛は抜けるのに背中の重みがちっとも抜けずに、朝起きてもダルい・シンドい・起きたくない・起きられないなんてことはありませんでしょうか?
その繰り返しはフケ・かゆみ・抜け毛、頭皮湿疹や油っぽい髪の原因になりますし、身体中のいろいろな病いを引き起こしてしまいます。腰痛や便秘や下痢や大腸癌や精神不安や不妊症や……………
それぞれの症状に合わせて頭蓋骨のゆるめる箇所を選びますが、20世紀までは2番が主流だったように思います。
しかしここ数年、目の疲れや神経過敏などから1番と1、5番の重要性を痛切に感じていますので、整体教室は5級クラスでも1番と1、5番の練習時間を増やしてまいります。

※8月からの第2期神戸教室は参加者が定員に達したため締め切りになりました。
※6月からの豊橋教室(愛知県)はあと3名様の枠があります。
※6月か7月から予定している鯖江教室(福井県)は、会場が決まり次第ご案内しますので、よろしくお願いいたします。