白馬村で借家探し

昨年から長野県へはオンバシラ祭りで頻繁に通っているため、最近は信濃中毒の禁断症状に苦しむことはありませんが、どうしても我慢できず白馬村へ借家を探しに行ってきました。

我が家は恐怖の悲惨相続のおかげでほとんどすべての預貯金を税務署に取り上げられたため、白馬村に土地を買って家を建てるなんてことはできっこない状況なんですが、借家なら何とかならないもんかと思い、以前から顔を出している白馬駅前の不動産屋さんを訪ねてみたんです。

けど、その前に大出(おおいで)の吊り橋へ(写真 1)。

ここを毎朝ハチと散歩するのが夢なんです。
だから真っ先に吊り橋へ向かった…………のではありません。
我が家を5時00分に出発して、白馬村へ着いたのが8時20分。まだ村役場も不動産屋も開いてないので、大好きな吊り橋へ行ったわけです。
ここのところ、ボクは白馬村役場の総務課とさくら不動産と八十二銀行白馬駅前支店の常連客になってます。

吊り橋の近くにある公衆トイレで掃除をしていた地元のおじさんに白馬事情を聞いたのが運の尽き、1時間20分も話が終わりませんでした。
けど活断層の話などは面白かったです。白馬村は活断層がたくさん走っていて、その活断層の上に建つ家を探しているので。
まぁ活断層は日本中どこへ行ってもありますので、白馬村に限ったことではないんですけど。

役場の総務課を訪ねてからさくら不動産へ。
賃貸物件は名古屋より高いかもしれないです。いや、確実に高い。
白馬村は人気があるため、新築だと1LDKの家賃が10万円。東京か!
大出の吊り橋からすぐのところにも狭くて古い貸し物件はありました。家賃4万8千円。
少々難ありの物件なので迷っていたら、ペット不可でした。
それじゃあダメじゃん。

役場と不動産屋と銀行と新聞配達店をまわってたらお昼になってたので、村に3軒あるスーパーのうちのデリシアでお弁当を買い、この川の河原(写真 2)に車を停めて食べました。

正面の低い山は八歩尾根スキー場。左下には長野オリンピックで日の丸飛行隊が金メダルを獲得したジャンプ台も見えます。

その後、情報収集のためいつも行くコーヒー屋さん白馬焙煎工房へ。
ここは数霊シリーズで時空間日和にも登場してもらってまして、初めて行ったときのこと、丁寧に時間をかけてコーヒーを焙煎してくれている様子は判りましたが、やっと出てきたコーヒーがぬるかったんです。
おやっ、と思っていると他の女性客が、
「わー、ここのコーヒー、ひと口目からコーヒーの味がする」
「本当だ。ひと口目を飲むのが怖くない」って。
そうか、なるほど。
ぬるいのではなく、ひと口目からしっかりコーヒーを味わってもらうための温度がこれであって、それがここのマスターのコーヒー道なんだ、って気づきました。
マスターは何も言わないもんだから、女性客の会話を聞かなかったら誤解していたかもしれません。
それを黙って貫いてるのがカッコ良かったので、勝手に登場してもらったんです。
もちろん出来上がった本は持っていきましたよ。
店からの眺めも素敵です(写真 3)。スイスのグリンデルワルトみたい。

店を出てからも物件を探して白馬村内をウロウロしてましたが、もう帰ることにしました。朝から6時間もうろつきました。
途中、せっかくなので松本市に鎮座する信濃の国の三之宮、沙田(いさごだ)神社へ。
9月にオンバシラ祭の里曳きがおこなわれるので、実行委員会から参加の許可をいただくために寄ったんですが、快諾してもらいました。
さて、本当に帰ろ。