移住前 part 1

移住先を白馬村に決める前に、他のエリアへもあちこち足を運びました。
白馬村からさらに山奥へ入った小谷(おたり)村や、白馬村と戸隠の中間あたりにある大自然豊かな小川村なども役場へ話を聞きに行ってみたんです。
けど、品揃えが充実しているスーパーや酒屋がないためボクには田舎すぎて無理でした。ボクの場合、農業をしながら田舎暮らしがしたいわけではないので。
むしろ子供のころからいつも田んぼの田植えや稲刈り、畑では土を耕し、里芋・ジャガイモ・薩摩芋やゴボウ・大根・ニンジンを掘り出したり、枝豆や落花生をむしり取ったりと農作業を手伝わされていて、幼いころは楽しかったんですが中学生になったころからはそれがイヤでイヤで仕方なくなり、今後も米や野菜は農作業が好きな人が育てたものを買います。米や野菜だって楽しく作業する人に育ててもらった方が嬉しいに決まってますし。
とはいっても子供のころ、イチゴ・スイカ・プリンスメロン・ぶどう・柿・イチジク・ザクロなどは食べ頃になるのが楽しみでしたし、トウモロコシや青臭いトマトも収穫が嬉しかったです。薄紫色のアケビを採りに山へ入るのもワクワクでした。
って、マジで農家の息子でしょ。西暦2000年ごろ区画整理が本格的に始まるまでは、大小さまざまな田んぼをトータルで3000坪近く田植えや稲刈りをしていましたので、イセキの農機具なんてお手のものです。

ちなみに小谷村は、諏訪大社のオンバシラ祭り前年に薙鎌(なぎがま)神事をしておりまして、こんな感じで薙鎌を御神木に打ち付けます(写真:1)。一見するとちょっと怖いですけども、歴代の薙鎌はには深い意味が込められています。

その小谷村の栂池(つがいけ)自然園へは紅葉の時期に行くとこんな景色が目の前に広がっているんです(写真:2)。めっちゃ美しいでしょ。

また、小川村からの景色も素晴らしく、農業をしながら田舎暮らしをしたい人には最高の環境かもしれません(写真:3)。

白馬村に戻りまして、村にある3軒のスーパーすべてを見て回りましたがどこも驚くほどの品揃えで、しかも夜11時まで営業してました。都会か!

移住先については他にも安曇野市や大町市の市役所へ寄ったり、安曇野市と大町市にはさまれた池田町や松川村も景色は素晴らしいのですが(写真:4)、やっぱり移住先は半世紀近く憧れ続けている白馬村にしました。

けどですね、もしご家族で移住を考えていらっしゃるのなら、池田町と松川村がイチオシです。
やがてはボクも……………