福島第一原発で、溶け落ちた核燃料の位置を調べるのに、宇宙線から生じたミューオン(ミュー粒子)の透視能力を利用するニュースが新聞に出ていました。
“宇宙船”ではなく”宇宙線”なんですけども、宇宙線のほとんどは宇宙から降り注ぐ陽子です。
陽子は大気中の酸素原子や窒素原子の原子核と衝突して、いろいろな粒子に変化します。
例えば、二つのクォークから成り立つパイ中間子だとか。
しかしパイ中間子は通常の寿命が1億分の2、6秒ですし、種類が違うパイ中間子では1000兆分の1秒以下しか寿命がないものもあります。
どうやって計るのでしょうね。