骨の妙味」カテゴリーアーカイブ

[骨の妙味 34]

「風邪のひき方、お教えします」なんて言うと不謹慎に聞こえますが、風邪は身体の大掃除。
何年も風邪をひけない身体は、けっして手放しで喜ぶことではないんですね。

首を反らし、腕の疲れがたまっていた胸椎上部(1番~5番あたり)に負担をかけてゆるめたところ、見事に身体が風邪をひいてくれました。
ところがこの風邪、何かがおかしいんです。
布団にミイラ状態でくるまって汗をたっぷりかいたら身体が楽になったので、少し本を読んだところ頭蓋骨が瞬間的に固くなり、頭が重いし咳が出る。
この咳は目から来ていたのか。目の疲れは呼吸器に影響が出ます。
これは風邪を通して目の疲れを抜いてくれていたのでした。

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[骨の妙味 33]

臓器から影響を受けている胸椎の続きです。
今回は胸椎の5番~10番を取り上げていますので、腸のハタラキについてはまた別の機会にお話しします。

以前にも書いたかもしれませんが、胸椎5番と6番がくっついている場合、揚げ物や油っこい中華料理などを食べると胸につかえるみたいですね。
5番が下がっているのか6番が上がっているのかは人によりますが、5番と6番のすき間を両親指でジーッと押さえてあげますと、少しずつゆるんでくるんですね。
ゆるんできたら5番は上げるように、6番は下げるように軽~く親指で操作することで、カキフライもエビチリも青椒肉絲も美味しくいただけるかもしれません。

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[骨の妙味 32]

背中の真ん中あたりは、けっこう内臓からの情報がつまっているんですね。
胸椎は1番~12番まであるんですけど、5番あたりから10番ぐらいまでは「内臓・海老蔵・ナウマン象」って昔から云われてますよね。云われてませんけど。
深田整体の場合、胸椎の5番は汗の関係で観ることが多いですが胃の影響もはっきり出ます。
11番はホルモンの分泌を主に観ていますので、今回は5番~10番までを考えたいと思います。

とはいえ、胸椎7番~11番へはショックを与えることで四十肩・五十肩(変な呼び方だ。他に呼び方はないのか?)にも効果がありますし、特に11番は性の問題に深く関わっていて、臓器以外からの情報もたくさん見つけることができますが、今回は臓器からの情報に限りましょう。
※整体教室では四十肩・五十肩の場合、肩甲骨で対応するようにしています。

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[骨の妙味 31]

今回は身体の回復力についてをお話しいたします。

身体の働く方向としては、現状の問題点を治そうとしかしません。
いつもいつもその問題点を治す方向に向かおうとするばかりです。
身体が自ら悪い方向へと進んで行こうとすることはないんですね。
身体はただただ治りたがっているだけ。
治す力が発揮できないのは、身体が治そうとする力よりも、悪しき生活習慣や片寄り疲労と普段の想念が、治りたがる力を上回って身体に負担をかけているからです。

なので回復力を取り戻すには、治りたがる力の度合いが、身体にかかっている負担を上回ればいいわけです。
そのための手段は無数にあり、あらゆる手段が世の中に出回っていますが、即効性がありなおかつ持続性もあり、安全でお金もかからず道具も物品も必要なく、施術する側にも負担がない手段となると限られてきます。

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[骨の妙味 30]

世の中に病名がどれだけあるかは判りませんが、病気の原因になることは限られています。
☆頭の疲れ
☆ストレス
☆目の疲れ
☆腕の疲れ
☆食べ過ぎ飲み過ぎ
☆冷え
☆汗(が出せず)
☆偏り疲労

あらゆる病気の原因はたったこれだけから発生していることがほとんどでして、ここでは「頭の疲れ」と「ストレス」を分けましたが、それらは同じに考えることもできますし、「偏り疲労」の多くは「腕の疲れ」を伴いますので、まとめてしまえば病気の原因をさらに限定できてしまいます。

今回は腕の疲れについてですが、その中でも肩です。
肩関節をしっかりゆるめると、背中も腰もお尻も足の背面もゆるんでまいります。
そのために整体教室ではサイドブレーキのかけ方をお伝えしておりまして…………

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[骨の妙味 29]

“オデコ part2”です。
神戸教室、美濃教室4級コース、美濃教室5級コースで参加者さんに体験していただき、「マロ」の効果を確認しました。
短期間で大勢の皆さんに協力していただいたお陰で、同じ「マロ」でも「マロ1」「マロ2」「マロ3」では脳内の響くところに違いがあることが判りました。
目の疲れを取るのには「マロ2」が一番いいようですね。

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[骨の妙味 28]

今回はオデコです。オデコ。
整体教室では頭蓋骨の頭部第1調律点(頭の1番)~第5調律点(頭の5番)のうち、頭の1番・2番・3番をしっかり学んでいただいています。
それぞれの目的が異なるため、どこを選ぶべきかの判断は経験が必要になりますが、教室では2番を中心におこなうと同時に、最近では1、5番なんていうのも重要視しています。
1、5番は頭蓋骨の冠状縫合(かんじょうほうごう)に沿ったラインなんですが、目的は目の疲れ。
これが目の奥にズシリと効くんですね。
しかし、さらに目の疲れ及び大脳の緊張を取るのにもう一ヶ所、オデコをゆるめてみるとこれがまた効果テキメンです。
その場所は、名付けて「マロ」。

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[骨の妙味 27]

頭蓋骨は15種類23片のパーツで成り立っていますが、脳内のどの部分が凝っているかで、頭蓋骨のカタチは変化します。
たしかに頭蓋骨は、外部からの衝撃に対して脳を保護しますが、内部の緊張や疲れにはすぐにカタチが変化してしまうんです。
中でも最近特に目立つのは頭部第1調律点(整体教室では”頭の1番”)の極端な盛り上がりです。

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[骨の妙味 26]

この世界では当たり前の話なんですが、手のひらから”気”が出てるからこそ”手当て”と言いますでしょ。
以前、手のひらから出ている”気”は9、56ミクロン遠赤外線と思われていた時代がありました。
科学技術は進み、手のひらから出る何かを科学的に分析してみたところ、遠赤外線に似かよった、しかし遠赤外線とは異なる何かだと判りました。
“手当て”って、ある意味では薬を飲んだり手術するよりも優れた医療行為で、しかもタダだし、学校へ行く必要もないし。

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[骨の妙味 25]

9月には戸隠バスツアーがありますが、乗り物酔いには1週間ぐらい前から頸椎5番~6番を蒸しタオル(など)で温めること。
高血圧には胸椎5番に蒸しタオルを。
胃潰瘍には胸椎10番~腰椎2番にかけての硬い部分に蒸しタオル。
最近は蒸しタオルよりも便利なグッズがたくさんありますので助かります。
今回は蒸しタオル(と関連の温めグッズ)のお話。

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