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「小宮御柱祭り 第8弾」

下諏訪町東山田地区にある熊野神社の小宮御柱に総勢22人で参加させていただきました。
この熊野神社は和田峠(日本でもっとも美しい黒曜石が採れる峠)の守護神でもあります。
ルパン三世笠原大総代が棲まう岡谷市川岸の熊野神社(小宮御柱祭り 第6弾)は旧中仙道の小野峠(三沢峠)を守護する神なので、熊野神社は峠を護るハタラキがあるようですね。

さて、北は仙台、東は宇都宮や神奈川、西は大阪、南は熊本からの参加者をお連れしたところ、まぁ大総代の林さんも区長の高木さんも曳行長さんも役員さんも氏子さんも受け入れ準備が完璧でして、これほど歓迎していただけるとは思ってもみませんでしたので、参加者一同大感激でした。
下諏訪町東山田地区熊野神社の氏子の皆様、あたたかいお心遣い本当にありがとうございました。

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「小宮御柱祭り 第7弾」

今回は富士見町落合の上蔦木(かみつたき)地区にある十五社大明神(十五社神社)の小宮御柱祭りに来ました。
十五社神社の御祭神はタケミナカタと妻神のヤサカトメ、そして13柱の御子ということですが、この13柱が調べてみるとけっこうややこしいので「諏訪古事記」で取り上げることにして、御柱です。
富士見町の中で落合・本郷・境の三地区は諏訪大社の御柱大祭で本宮三之御柱を曳き建てていますが、今までほとんどと言っていいほど縁がありませんでした。
ですから6年後の御柱大祭に向けてのご縁作りも兼ねて今回はここを選んだわけですが、この集落はほぼ山梨県で、1、5㎞先は北杜市白州町なのでワインの香りが漂ってきそう…………なわけないか。

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「小宮御柱祭り 第6弾」

岡谷市川岸の三沢熊野神社です。祀られているのは熊野三社ですけども、地元の長老から手に入れた資料によれば、ここはアイヌの遺跡だったらしく、出土品からもそれは証明されているとあります。
だったらその出土品とは何なのかを追求したところ、さらなる資料をいただくことができましたが、それについては「諏訪古事記」で触れることにして、ここは諏訪大社のルパン三世笠原建二大総代の地区。もう偉いんだか変態なんだか判らないですけど、笠原さんの木遣りは素晴らしかったです。
それに下社(春宮・秋宮)エリアなのに皆さんとても品があり、これも大総代笠原さんのお力かと思いきや、その大総代が一番…………

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「小宮御柱祭り 第5弾」

第5弾は多留姫神社です。
茅野市玉川地区の静かな川沿いにある社で、御祭神は多留姫(タルヒメ)神。諏訪明神の御子ということになっていますが、諏訪明神がタケミナカタなのかについては止めにして、お供えの御神酒は岐阜県恵那郡岩村の「女城主」にしました。次の大河ドラマが女城主になると聞きましたのでちょうどいいかも。
やっぱり上社(前宮・本宮)エリアの氏子さんは上品でした。それに何人かがボクの参加をご存じで、公民館の倉庫に眠る古い資料を見せてくださるのだとか。ありがたい話です。

この地区は小宮御柱祭り第1弾で参加させていただいた壷井八幡神社の隣りのエリアで、やっぱり八ヶ岳の麓の村はアットホームなのんびり感が漂っていました。漂っていいましたが…………

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「小宮御柱祭り 第4弾 part3」

同じ諏訪大社の氏子さんでも上社(前宮・本宮)エリアはみなさん静かで上品な人が多く、一方で下社(春宮・秋宮)エリアは一見すると怖そうなスキンヘッドのお兄さんが多くて近寄りがたいんですが、実は皆さんとても優しいんです。
けど、さすがに巨大な御柱を曳行しつつ難所を通り抜け、怪我人を出さないように配慮しながら仕事をこなすとなると、あちこちから怒号が飛び交うこともあります。
けど、あれぐらいじゃなければ何百・何千という氏子がまとまらないし運行にも支障をきたすでしょうから、諏訪へ来るたびにいろんな事を学べて、同時に自分の甘さが恥ずかしくなります。

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「小宮御柱祭り 第4弾 part2」

それでは階段登りです。階段は190段もありまして、ただでさえシンドイのにあのデカい御柱を、しかも威勢のいい氏子衆が20人ほど乗ったまま曳き上げるので正気の沙汰とは思えませんでしょ。
さらにですよ、明るいうちは曳かないんです。夜になり暗くなってからちょうちんに灯りをともし、幻想的な中で曳き上げます。
昼間に時間があっても夜まで待つため、諏訪の氏子には”合理的に”だとか”効率よく”といった考えはありません。あるのは”見せ場”だけで、そのために命を懸けてるんです。
見てください。これが夜間曳行する190段の階段を下から見上げたところです。(写真1)ここを人力だけで曳き上げようとは思いませんよね、フツーは。けど諏訪人は思っちゃうんですよ。

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「小宮御柱祭り 第4弾 part1」

今回は「ヱビス開国」に出てくる手長神社です。根の国のクニソコタチとして”チ助”と”ミ吉”が登場するあの手長神社、豆彦が育てられた手長神社の御柱祭りに参加してきました。

土蜘蛛どもめ
エブスめ国栖(くず)めと追いたてられて
虐げられし人々の
いかに多くか知りたるか
手長・足長 最たるものよ
悪しき名にて蔑視され
地中深くに葬り去られし…………
(「ヱビス開国」150ページ)
のあの手長神社です。
チ助老人ミ吉老人のお社にも新たな御柱が建つということで、感慨深きものがありました。

で、何がスゴいかって、手長神社の御柱祭りは国道20号を通る車をすべてストップさせて踏み切りを渡るんです。

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「小宮御柱祭り 第3弾」

小宮御柱祭りの第3弾は茅野市湖東(こひがし)の中村地区にある大星神社です。
この地区は茅野市の湖東・北山・米沢の三地区で結成されている「三友会」のエリアなので、とても楽しみにしていました。
結論から言うと、三友会はラッパ隊の規模も出しものの完成度も素晴らしく、実は他の地区から”ヤリ過ぎだ”と非難さえ出るほどなんですが、大星神社でも小宮御柱祭りとは思えないパフォーマンスを披露してくれました。
ボクのガラケーは待ち受け画面が三友会なので、それを見せると皆さん喜んでくださり、さっそく記念撮影。(写真1)

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「小宮御柱祭り 第2弾」

第2弾は茅野市玉川地区の小泉諏訪神社で御柱を曳行させていただいたんですが、氏子さんの人数が少なくて御柱がちっとも動かずに大変でした。
楽しかったけどもこんな動かない御柱は初めてで、スタート直後にはどうなることかと本気で心配しました。
なにしろこの地区の曳行はずーっと登り坂でして、しかも境内に曳き入れる手前には恐ろしく急な坂があり、メドテコをつけたままで狭い鳥居をくぐり抜けつつ急な坂を登るもんだから、社の前に曳きつけたころにはもうヘトヘトで腹ペコでした。
メドテコを外せば苦労なく曳き上げられるのに、それをせずに困難な道を選ぶ諏訪の氏子は、ちょっとイカれてますけどカッコよかったです。

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