第2弾は茅野市玉川地区の小泉諏訪神社で御柱を曳行させていただいたんですが、氏子さんの人数が少なくて御柱がちっとも動かずに大変でした。
楽しかったけどもこんな動かない御柱は初めてで、スタート直後にはどうなることかと本気で心配しました。
なにしろこの地区の曳行はずーっと登り坂でして、しかも境内に曳き入れる手前には恐ろしく急な坂があり、メドテコをつけたままで狭い鳥居をくぐり抜けつつ急な坂を登るもんだから、社の前に曳きつけたころにはもうヘトヘトで腹ペコでした。
メドテコを外せば苦労なく曳き上げられるのに、それをせずに困難な道を選ぶ諏訪の氏子は、ちょっとイカれてますけどカッコよかったです。
☆写真1:小泉諏訪神社一之御柱。メドテコに子供たちを乗せて曳行開始。この子供たちは「こども木遣り隊」に入っているので、可愛く木遣りを鳴いてくれます。
☆写真2:曳行途中の公民館前では「諏訪神太鼓」の演奏が始まり、御柱に腰掛けて休憩を取る氏子さんたち。小宮御柱ならではの、微笑ましいのどかな風景です。
☆写真3:最後の登り坂はこんな感じで、曳き上げるのに苦労しました。この坂だけで所要時間1時間30分。
手際が悪いと長老たちからヤジが飛びますが、若い人たちだけでこの難所を見事に克服。
※10月22~23日の諏訪ツアーで参加する下諏訪町の熊野神社は、細くて曲がりくねった急な登り坂を曳行します。
地区長さん宅へご挨拶に行き、ツアー参加者も曳行させてもらう許可はいただきましたが、社の手前の登りはこの写真よりもさらに急な登りで長さも3倍ぐらいあるため、参加者さんは必ず手袋を持参してください。靴は動きやすいもので、荷物はリュックかショルダーでお願いします。荷物を手に持っての曳行は不可能です。
すごい曳行になると思いますが笑えますよ。細くてクネクネ曲がった急な坂道を、こんな長くて重たい御柱が登っていくのか、って。登っていくんですよ、それが。