[骨の妙味 10]

ヒジ・ヒザと続いたので、今回は手首と指を。
このコーナーで一番リクエストが多いのは、整体で痩せる方法はありませんか?でして、無いわけではありませんけど責任が持てないのでまたいつか。
今回は手首から先のお話

手首から先が柔らかいと、頭の回転がよくなります。また、指が太く腫れたような、いわゆる”苦労した手(指)”でも、ちゃんと指のストレッチをすれば、ある程度は細く綺麗な指に戻ります。

手首が硬いとガンコになってしまいまして、信念を貫くという意味でのガンコさならともかく、いっさい人の意見を聞かないガンコさは、手首をゆるめることをしないと、今後もずーっとガンコなままだと思います。

肉体的に疲れがたまった手首は太く硬くなりますので、手首の骨がコキコキ動くようになるまでゆるめると、時計のベルトの穴2つ分ほど細くなります。
するとガンコさは多少やわらぎ、頭の回転もよくなります。
学生さんは、テスト中に難しい問題を考える際、両指を組んで手首をグルグルまわすようにすると、頭がはたらいてくれます。

それと、手首が柔らかいと怒りを抑えることができまして、ナゼかいつも怒りがこみ上げてきて困っているのなら、手首をゆるめると穏やかでいられるかもしれませんね。

手首だけでなく、手が硬いのもあまりよくありませんでして、握手するとすぐに判りますが、手が柔らかほうがいいです。
多分ですが、手が柔らかほうが新しい考えが浮かびやすかったり、わりと自由に生きられたりしやすいのではないでしょうか。
手が柔らかほど自由な手(手段)で生きることを自分に許すのだと思います。

あと、指もそうですね。
たくさん頑張ってこられたであろう人の指は、ご苦労された証がそのまま出ていますが、指を反らすことで太くなった腱がゆるみ、指が細くなります。
指の関節も、反らしたり両側からつまむことで確実にスマートな指になってきます。
技術的にはまったく難しくありませんので要望があれば5級教室でやりますが、根気がいるためご自分で毎日2分ぐらい続けてみてください。
指が細くなると、より楽な生き方ができるようになるかもしれません。

もしご自分の生き方が窮屈に感じられ、何か殻を破りたいけど何をしていいのかわからず悩んでいるのなら、まずは手首・手・指をゆるめてみてはいかがでしょうか。
新しい第一歩を踏み出すための解放感を得られるのではないでしょうか。