日々是白馬村 part 6

白馬は巨大な山脈の麓に広がる村ですから水が豊富で、いたるところを水路が流れているんです(写真 1)。

いや、水路というとイメージするのは“水の町”とか“水の都”と呼ばれるような、例えば奥美濃の郡上八幡だったり、夏場には色とりどりの鯉が泳ぐ飛騨古川のような風情ある水の流れを思い浮かべてしまいますが、白馬村の場合は側溝です。どこの街にもある側溝なんですが、北アルプスから地表を流れてくるのか湧き水なのか、とにかく水量が多くて、しかも下り坂を勢いよく姫川へ向かうため流れが速いんです。場所によっては激流で、小さな子供なら流されると思いますよ、この勢いだと(写真 2)。

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日々是白馬村 part 5

移住前 part 3の繰り返しになりますが、ボクが生まれたのは1963年10月17日で、旧暦だと新月の9月1日になります。
ですから長野県民・白馬村民として生まれ変わる?のは新暦ではありますけど9月1日にしようと思ってました。
ところが書類の手続き等の関係からやむを得ず8月24日に村役場でさまざまな登録を済ませ、その日から白馬村民になったわけですが、8月24日は6年前に他界したカミさんの誕生日でした。

ここまでは移住前 part 3でお話しした内容です。
そして満月の8月31日に引っ越しを済ませ、実際に暮らし始めた9月1日を移住初日としているのですが、初日からナゼか“717”という数字が意識に引っかかってきて、車を停めたら両隣りのナンバーが“717”だったり、時計を見たら7時17分、買い物をしたら717円と。

車のナンバーにしろ時間にしろ、他にもたくさん見ているんですよ。ただ、気にしてないので意識に引っかからず素通りしてしまっているだけなんですが、この日はとにかく“717”ばかりでした。
ですが初日や2日目は荷物の片づけや整理が忙しく、“717”について深くは考えていなかったんです。

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日々是白馬村 part 4

移住9日目、朝5時40分。
いつもより起きるのが遅くなってしまいましたが、今日は雨の予報なので山はガスって見えないだろうし、そろそろ家での仕事を再開しようかと考えつつハチの散歩に出ました。
あれれ、快晴じゃん。だったら山へ向かって歩くぞ、ハチ。
というわけで、アパートの前を流れる川に沿ってお散歩開始。ハチも嬉しそうに歩いていたので五竜岳をバックに記念撮影をしました(写真 1)。

アパートに戻ってしばらくすると、外はまばゆいばかりの秋晴れだったことに気付いてしまい、仕事なんてできやしません。
時間は9時ちょっと過ぎ。
おい、ハチ。散歩へ行くぞ。
そういえば、ハチとはまだジャンプ台へ行ってなかったんでした。
ジャンプ台までの距離は約2㎞。元気なころのハチなら往復4㎞と周辺の散歩でプラス1~2㎞なんて毎日のように歩いていた距離ですが、今はそれができないのでジャンプ台の駐車場までは車で行くことに。2㎞なのですぐに着いたんですが、ん、何だ?

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日々是白馬村 part 3

アパートの目の前にホテル白馬があります(写真 1)。花がたくさん飾ってあってスイスの観光地みたいです。

このホテルの裏の道は車が通らないし、アルプスの景色を遮る木々や建物が何もなく絶景が広がっているので、ハチの散歩の基本コースになりつつあります。
そのホテル白馬ですが、送迎用のマイクロバスやワンボックスカーなど、少なくとも3台のナンバーが“898”だということに気付きました(写真 2)。

“898”………そうか、“ハクバ”か。だから“898”なんですね、なるほど。ホテル白馬ですもんね。
ちなみにボクは、デジタル時計が7時58分だと“ナゴヤ”を思い出します。7時28分は大阪です。“ナニワ”なので。
9時35分は“クミコ”、8時41分は“ヤヨイ”。いえ、誰ってわけではないですけど。

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日々是白馬村 part 2

引っ越しは8月31日でしたが9月1日を移住初日とすると、5日目の今日からはしばらく曇り空が多くなるようです。
昨日あたりにやっと荷物の片付けが終わり、ハチの面倒をみてくれていた健太も白馬駅から国鉄で名古屋へ帰っていきました。
健太は、ハチが引っ越しで4時間の移動に耐えられるかが心配だったことと、ボクがあちこち生活必需品の買い出しに行っている間はハチの世話をしてくれてまして、小学生のころは毎年必ず夏休みも冬休みも訪れていた白馬の地が心地良かったのか、4泊もしてくれて助かりました。
名古屋へ帰った夜に来たメールでは、こっちはムシ暑くて気持ち悪いし、空気が臭い、ですって。白馬村に5日間いればそうなるは仕方ないかも。
というわけで、実質的には移住5日目の本日から人生の最終章がスタートです。

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日々是白馬村 part 1

白馬村です。
ハチも一緒です。
そして初日の朝から絶景に恵まれました。
絵みたいでした。

大出(おおいで)の吊り橋をハチと散歩するのが夢でしたが、ついに念願叶いました。
昨日、引っ越しを終えて散歩に出たら、夕暮れどきの北アルプスには威厳を感じました。
そして今朝、気がついたら5時を少し過ぎて明るくなっていたので急いで着替えをすませ、ハチを連れて大出の吊り橋へ。
それがこの写真です。

信じられないほど美しかったです。

帰りにローソンへ寄ったら消費税は名古屋と同じ税率でした。
こんな景色が毎日見られる土地に住んでいようが、コストコ渋滞に腹を立てながら街で暮らしていようが、あるいは都会で家を建てたら窓からの景色が隣りの家の壁であろうが、消費税率は同じなんですね。
朝からメッチャ得した気分になりました。景色も税金も。

移住前 part 3

本日(8月24日)、晴れて長野県民になりました。
引っ越しは8月31日なので、白馬村への転入は9月1日にしようと思っていたんです。
別に新学期に合わせるとか、関東大震災から100年だからとかではなく、ボクが生まれた1963年10月17日は旧暦だと9月1日の新月でした。
生まれたのが旧暦9月1日なので、還暦前の白馬村移住は新暦で9月1日にして、ついでに引っ越しの8月31日は満月なので、生まれた日の新月、晩年の大冒険の始まりが満月。旧暦と新暦、新月と満月が対称的になって面白いやと思っていたんです。
で、引っ越し前にしておきたい手続きがあったので白馬村の役場へ行って事情を説明したところ、9月1日に転入するなら9月1日以降じゃないと転入手続を提出できないらしく、そうなると白馬村の住民票や実印の印鑑証明も9月1日からしか発行されなくなってしまいます。それだと困るんですよ。

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移住前 part 2

実はですね、白馬村は人気がありすぎて住宅事情が大変なことになっているんです。賃貸物件も他の町に比べてベラボーにお高いし狭いし。
ですが白馬村には半世紀近くも憧れ続けているのでとりあえず割高のアパートを借りました。自分への還暦祝いです。ついに10月で還暦を迎えまして、文句なしにジジイですね。白馬のお爺様です。

それで何年か暮らしてみて、その間に晩年をどうするのか考えてみます。そのまま白馬村で終の棲家を探すか、あるいは大町市や池田町か松川村あたりで中古物件に移るか。
今回は白馬村以外でもいろいろ賃貸物件を見て回ったんですが、ある程度は手直しが必要な物件の場合、土地付きの古い家屋で180万円とか280万円でもあったんです。ただしトイレやお風呂はそのまま使うにはちょっと問題ありでしょうけども。
なので100坪ぐらいの土地にそこそこ新しい家屋で800~1200万円ぐらいの物件のほうが、結局は暮らしやすいかもしれませんね。

池田町の物件には驚きました。2棟続きの立派なお屋敷で(少なくとも)10LDK以上はあるであろうバカ広さに加え、大きな屋根付きの駐車場、庭、窓からの絶景が付いて家賃が8万3千円でした。
少し高台にあるため景色を遮るものはなく、高瀬川越しに広がる北アルプスは本当に素晴らしく、白馬村の1DKの家賃よりもあきらかに安い!
というか、東京か、白馬村は。
けどその物件、ペット不可だったので諦めました。

とはいうものの、もしその物件を借りたとしても、窓から北方向に見える白馬三山【白馬鑓ヶ岳(はくばやりがたけ)・杓子岳(しゃくしだけ)・白馬岳(しろうまだけ)】を目にするたびに、結局は白馬村への想いが深まるだけだと思います。

初めて白馬村を訪れたのは5歳のころ。
小学6年生からはスキーの合宿で毎年白馬村や大町市を訪れ、高校を卒業するまで続きました。
愛知県の場合、国体予選やインター杯予選が白馬村のスキー場でおこなわれていたため、高校生のころは1月なんて学校へ行かずにずーっと白馬村で過ごしてましたし。
大学へはアルペンスキーのスポーツ推薦で入学したんですが、音楽をやりたくて1年で中退。
ですが社会人になっても避暑は白馬村、スキーも白馬村。
健太が小学生になると、やはり夏休みは白馬村で川をくだるラフティングとか白馬47スキー場でマウンテンバイクのダウンヒル、熱気球に乗ったり川で魚を捕まえたり森でクワガタを探したり。冬休みはもちろん白馬村のスキー場巡り。八方尾根、岩岳、五竜遠見、白馬47、さのさか。
こんなに大好きな白馬村なんだから、いつかは暮らしてみたかったんです。

今や白馬村はオーストラリア人と中国人が村民の1割を占めていて、そうなるとナゼ日本人のボクが白馬村で暮らせないのか悔しさがつのるばかりなので、家賃が高かろうが部屋が狭かろうが、とにかく老犬ハチを道づれにしばらくは白馬村で暮らしてみます。

移住前 part 1

移住先を白馬村に決める前に、他のエリアへもあちこち足を運びました。
白馬村からさらに山奥へ入った小谷(おたり)村や、白馬村と戸隠の中間あたりにある大自然豊かな小川村なども役場へ話を聞きに行ってみたんです。
けど、品揃えが充実しているスーパーや酒屋がないためボクには田舎すぎて無理でした。ボクの場合、農業をしながら田舎暮らしがしたいわけではないので。
むしろ子供のころからいつも田んぼの田植えや稲刈り、畑では土を耕し、里芋・ジャガイモ・薩摩芋やゴボウ・大根・ニンジンを掘り出したり、枝豆や落花生をむしり取ったりと農作業を手伝わされていて、幼いころは楽しかったんですが中学生になったころからはそれがイヤでイヤで仕方なくなり、今後も米や野菜は農作業が好きな人が育てたものを買います。米や野菜だって楽しく作業する人に育ててもらった方が嬉しいに決まってますし。
とはいっても子供のころ、イチゴ・スイカ・プリンスメロン・ぶどう・柿・イチジク・ザクロなどは食べ頃になるのが楽しみでしたし、トウモロコシや青臭いトマトも収穫が嬉しかったです。薄紫色のアケビを採りに山へ入るのもワクワクでした。
って、マジで農家の息子でしょ。西暦2000年ごろ区画整理が本格的に始まるまでは、大小さまざまな田んぼをトータルで3000坪近く田植えや稲刈りをしていましたので、イセキの農機具なんてお手のものです。

ちなみに小谷村は、諏訪大社のオンバシラ祭り前年に薙鎌(なぎがま)神事をしておりまして、こんな感じで薙鎌を御神木に打ち付けます(写真:1)。一見するとちょっと怖いですけども、歴代の薙鎌はには深い意味が込められています。

その小谷村の栂池(つがいけ)自然園へは紅葉の時期に行くとこんな景色が目の前に広がっているんです(写真:2)。めっちゃ美しいでしょ。

また、小川村からの景色も素晴らしく、農業をしながら田舎暮らしをしたい人には最高の環境かもしれません(写真:3)。

白馬村に戻りまして、村にある3軒のスーパーすべてを見て回りましたがどこも驚くほどの品揃えで、しかも夜11時まで営業してました。都会か!

移住先については他にも安曇野市や大町市の市役所へ寄ったり、安曇野市と大町市にはさまれた池田町や松川村も景色は素晴らしいのですが(写真:4)、やっぱり移住先は半世紀近く憧れ続けている白馬村にしました。

けどですね、もしご家族で移住を考えていらっしゃるのなら、池田町と松川村がイチオシです。
やがてはボクも……………

弥栄整体5級教室 鎌倉6期(2023年 8/27から5回)

鎌倉教室も6期目になりました。
9月から白馬村へ移住するため、1回目は名古屋駅から、2回目以降は長野駅から新幹線に乗ることになりました。
長野駅から東京までの車窓が楽しみです。
すでに申し込みをいただいているため、あと2~3名様ですが、メチャクチャ楽しいので興味をお持ちでしたら是非ともご参加ください。
以下、主催者さんからの案内です。

⬇️
8月から整体を学んでみませんか?
カンタンで誰でもできるのに、とても効く。一生モノの知恵と手わざが学べる5日間講座。この講座が終われば、あなたもご家庭プチ整体師。頭から足まで、ひととおりの施術ができるようになりますよ💙人をととのえてあげると、すご〜く喜んでもらえる。仲間で互いに癒しあう。与えることで、与えられる歓び。あなたのすこやかに生きる人生のはじまりです。鎌倉5級6期となる今回は、肩甲骨や頭といった弥栄整体が得意とする基本メニューに加え、時代的に必要性が増している目の疲れからくる偏頭痛や胸筋の緊張による免疫力の低下への対処法なども新たにメニューに加わる予定です。
教室は名古屋から深田先生をお招きして開催します。日本中で大人気の先生にお会いし、直接学べる貴重な機会。よかったら、ぜひこのご縁をいかしてみてくださいね。

・・・
☆日時
8月27日(日)
9月10日(日)
10月8日(日)
10月22日(日)
11月5日(日)
★毎回9時30分~16時30分まで*9/24(日)9時30分〜12時30分は練習会(任意参加)の予定です。

☆会場
鎌倉市小町1ー8ー21(3階)
☆持ち物
筆記用具、ブランケットとバスタオルを各1枚ずつ
飲み物とお弁当と好きなお菓子。

☆講師
弥栄整体 深田剛史先生

☆定員
10名*残席わずか。なお、11月にも5級教室を予定しています。☆参加費
8万円(テキスト代込み)
*教室にご持参ください。必要に応じて分割払いもご相談いただけます

☆お申し込み
下記QRコードからお申し込みください。

パソコン等の方はこちらのリンクから

☆お問い合わせ
めぐらせ寺子屋 菱山 info@machi-ok.life主催:まちごとオーケストラ@鎌倉人に生きる希望の灯りを灯す。そんな住民協働活動づくりをしています。めぐらせ寺子屋は”あなたと仲間と地域”をめぐらせる、まちごとオーケストラの認定部活動です。